ドン軍管州(ドンぐんかんしゅう、: Область войска Донского)はロシア帝国に属した州。ドン・コサック軍の拠点。現在はロストフ州となっている。中心都市はスタロチェルカッスカヤ英語版であり、現在のノヴォチェルカッスクである。 行政区はドン・コサック軍の占領範囲から成っていた。1786年以降、正式にドン・コサック軍がこの地域一帯の領有を宣言、1870年にドン軍管州と呼ばれるようになった。 1913年には165,000平方キロメートルまで州は拡大し、約380万人もの人口を抱えた。構成人口の55%は土地を所有していたコサックであり、残りの45%がロシア帝国内の他地域から来た者や農業労働者などであった。 1920年に軍管州は廃止され、ドン州となる。1924年北カフカス地方英語版に組み込まれた。

ドン軍管州の位置(1914年)
救世主昇天聖堂(1905年撮影)
紋章、1880年

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