ドン・キホーテ (小惑星)
小惑星
ドン・キホーテ (3552 Don Quixote) は、アモール群の彗星・小惑星遷移天体。同群の名前がついている小惑星の中で最も離心率が大きく、遠日点は木星より遠くにある。
ドン・キホーテ 3552 Don Quixote | |
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仮符号・別名 | 1983 SA |
分類 | 彗星・小惑星遷移天体 |
軌道の種類 | アモール群 火星横断小惑星 木星横断小惑星 |
発見 | |
発見日 | 1983年9月26日 |
発見者 | P. ヴィルト |
軌道要素と性質 元期:2007年4月10日 (JD 2,454,200.5) | |
軌道長半径 (a) | 4.229 AU |
近日点距離 (q) | 1.211 AU |
遠日点距離 (Q) | 7.247 AU |
離心率 (e) | 0.714 |
公転周期 (P) | 8.70 年 |
軌道傾斜角 (i) | 30.93 度 |
近日点引数 (ω) | 317.03 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 350.28 度 |
平均近点角 (M) | 259.97 度 |
物理的性質 | |
直径 | 19 km |
自転周期 | 7.7 時間 |
スペクトル分類 | D |
絶対等級 (H) | 13.0 |
アルベド(反射能) | 0.03 |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
パウル・ヴィルトがツィンマーヴァルト天文台で発見した。ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』、またはその主人公に因んで名付けられた。
2009年8月に撮影された画像で、ドン・キホーテの明るさが予測よりも明るくなっている事が北アリゾナ大学の Michael Mommert によって示された。しかし画像の解像度が悪かったためしばらく調査されなかったが、2013年になって二酸化炭素や水の兆候が発見され、彗星としての活動を示すコマや尾も発見された。実に発見から30年たって彗星・小惑星遷移天体である事が判明した[1]。
出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- ドン・キホーテの軌道要素(JPL、英語)
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