ドンキーコンガ
概要
編集ドンキーコングファミリーが出演するリズムアクションゲーム。画面右から流れてくる4種類(左、右、両方、手拍子)の音符に合わせてタルコンガを叩くか手拍子を打ち、リズム良く演奏する。
開発はナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)が担当しており[1]、画面構成や譜面構成などがナムコより発売されている音楽ゲーム『太鼓の達人』シリーズに類似している他、収録されている音源(カバー歌手によるもの)は同シリーズと同じ音源が使用されている。 プロデューサーの五十嵐博はNintendo Online Magazineとのインタビューの中で、任天堂側から「ドンキーコングを用いたゲーム」の制作を依頼されたことがきっかけだったと話しており、その時には「皆で楽しめる」という条件が提示されていたと振り返っている[2]。ドンキーコングから樽というアイテムが連想され、話し合いの結果、タルコンガという周辺機器を用いた音楽ゲームという構図が出来上がり、ハードウェア(タルコンガ)とソフトウェアを同時に開発することとなった[2]。
初期案では手拍子を入れる予定がなかったものの、開発の終盤に宮本茂の提案によって導入された[2]。
ドンキーコンガ
編集ジャンル | リズムアクション |
---|---|
対応機種 | ニンテンドーゲームキューブ |
開発元 |
ナムコ 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | ドンキーコングシリーズ |
人数 | 1〜4人 |
メディア | 8cm光ディスク |
発売日 | 2003年12月12日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス | タルコンガ |
売上本数 | 118万本(2022年末時点)[3] |
『ドンキーコンガ』は、ドンキーコンガシリーズの1作目である。ニンテンドーゲームキューブ初のタルコンガ対応ゲームのため、タルコンガ同梱パッケージと、ソフト単品パッケージの2種類が発売された。
モード
編集- ストリートライヴ
- 1人用の基本モード。曲を選び、規定のノルマを目指す。
- チャレンジ
- 最高2人まで参加可能なエンドレスモード。曲順はランダム。
- バトル
- 2人で対戦するモード。
- フリーセッション
- 最高4人で1つの曲を演奏するモード。4つのタルコンガを使う他、ノンプレイヤーキャラクターを含めてセッションを行うことも可能。
収録曲
編集- アニメ
- 風のららら - 名探偵コナン OPテーマ
- またあえる日まで - ドラえもん EDテーマ
- カービィ! - 星のカービィ OPテーマ
- ハム太郎とっとこうた - とっとこハム太郎 OPテーマ
- アドバンス・アドベンチャー - ポケットモンスター アドバンスジェネレーション OPテーマ
- THE GALAXY EXPRESS 999 - 銀河鉄道999 テーマ曲
- ポップス
- TV
- 明日への扉 - あいのり OPテーマ
- Love Somebody - 踊る大捜査線 EDテーマ
- We are the ONE 〜僕らはひとつ〜 - 爆竜戦隊アバレンジャー EDテーマ
- ひょっこりひょうたん島 - ひょっこりひょうたん島 OPテーマ
- CM
- ゲーム
- ドンキーコンガ(テーマ曲)
- スーパーマリオのテーマ - スーパーマリオブラザーズ テーマ曲
- モンキーラップ - ドンキーコング64 起動時に流れる曲
- どうよう
- ラテン
- クラシック
- フォークダンス
- オクラホマミキサー - アメリカ民謡
ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード
編集ジャンル | リズムアクション |
---|---|
対応機種 | ニンテンドーゲームキューブ |
開発元 |
ナムコ 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | ドンキーコングシリーズ |
人数 | 1〜4人 |
メディア | 8cm光ディスク |
発売日 | 2004年7月1日[4] |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス | タルコンガ |
『ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード』(ドンキーコンガツー ヒットソングパレード)は、ドンキーコンガシリーズの2作目である。 新要素として、ディクシーによるアドバイスが導入された[4]。
収録曲
編集ドンキーコンガ3 食べ放題! 春もぎたて50曲♪
編集ジャンル | リズムアクション |
---|---|
対応機種 | ニンテンドーゲームキューブ |
開発元 |
ナムコ 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | ドンキーコングシリーズ |
人数 | 1〜4人 |
メディア | 8cm光ディスク |
発売日 | 2005年3月17日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス | タルコンガ |
『ドンキーコンガ3 食べ放題! 春もぎたて50曲♪』(ドンキーコンガスリー たべほうだい! はるもぎたてごじゅうきょく♪)は、ドンキーコンガシリーズの3作目である。過去2作のドンキーコンガシリーズのデータがあれば、そのシリーズで購入したサウンドで遊ぶことができる。更に、ジャングルビートのデータもあればジャングルビートのサウンドでも遊ぶことができる。
収録曲
編集- J-POP
- アニメ
- TV
- バラエティ
- ゲーム
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
- こちら★モナピザ
- ジャングルビート
- スターフォックス
- DONKEY'S GROOVE
- クラシック
- アイネクライネナハトムジーク
- ウィリアム・テル
- 見よ、勇者は帰る(チャレンジモード最終曲)
- 童謡
- ジャズ
- ラテン
- ファミコン
- スーパーマリオブラザーズ(地上BGM)
- マッピー
- ドルアーガの塔
- 星のカービィ 夢の泉の物語
- ドクターマリオ
- ディグダグ
- スーパーマリオブラザーズ(水中BGM)
- バルーンファイト
- パルテナの鏡
- ドンキーコング
- スーパーマリオブラザーズ3
- ドンキーコンガのテーマ(FC版アレンジ)
- マリオブラザーズ
- ドンキーコングJr.
- クルクルランド
- ゼルダの伝説
- パックマン
- 謎の村雨城
- スカイキッド
- ゼビウス
- アイスクライマー
関連項目
編集- ドンキーコングジャングルビート - タルコンガを使用するゲーム。
- スターフォックス アサルト - 『ドンキーコンガ』シリーズ同様、ナムコとの共同開発作品。
- スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール - 『ドンキーコンガ』シリーズ同様、ナムコとの共同開発作品。
- リズム天国 - 『ドンキーコンガ』シリーズに楽曲を提供したつんく♂が、本シリーズのゲーム性に疑問をもち、本シリーズとは異なる音楽ゲームとして企画した作品。
- ニンテンドーミュージアム - ドンキーコンガのソフトと、タルコンガがショーケース内に展示された。[5]。
脚注
編集- ^ “『ドンキーコンガ』の収録曲が明らかに!”. インサイド (2003年10月2日). 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b c “『ドンキーコンガ』開発スタッフインタビュー”. Nintendo Online Mgazine (66). (2004年1月) 2021年7月17日閲覧。
- ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、206頁。ISBN 978-4-902346-47-3。
- ^ a b “任天堂、人気ヒットソングを叩こう GC「ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード」を7月1日に発売”. game.watch.impress.co.jp (2004年6月16日). 2021年7月17日閲覧。
- ^ “つんく♂さんに教わるリズム論『リズム天国』でノリ感アップ!”. ほぼ日刊イトイ新聞 (2006年8月3日). 2010年2月17日閲覧。