ドクターペッパー・スナップル・グループ

会社

ドクターペッパー・スナップル・グループ英語: Dr Pepper Snapple Group)はアメリカ合衆国テキサス州プレイノに本拠を持つ飲料メーカー。社名にもなっているドクターペッパーなど多数の飲料の銘柄を保有している。現在はキューリグ・ドクター・ペッパー英語版NASDAQ: KDP)の子会社である。

ドクターペッパー・スナップル・グループ
Dr Pepper Snapple Group
種類
子会社
業種 飲料
前身 ドクターペッパー/セブンアップ英語版
設立 2008年5月7日
解散 2018年7月9日 ウィキデータを編集
本社 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テキサス州プレイノ
主要人物
Larry Young (President and CEO))
Martin Ellen CFO)
製品 ドクターペッパー
スナップル英語版
A&W
セブンアップ
シュウェップス
サンキスト
カナダドライなど
売上高
  • 増加 US$ 5,997.0 million (2013) [1]
  • 増加 US$ 5,995.0 million (2012) [1]
営業利益
  • 減少 US$ 1,046.0 million (2013) [1]
  • 増加 US$ 1,092.0 million (2012) [1]
利益
  • 減少 US$ 624.0 million (2013) [1]
  • 増加 US$ 629.0 million (2012) [1]
総資産
  • 減少 US$ 8,201.0 million (2013) [2]
  • 減少 US$ 8,928.0 million (2012) [1]
純資産
  • 減少 US$ 2,277.0 million (2013) [2]
  • 増加 US$ 2,280.0 million (2012) [1]
従業員数
19,000人 (2010年)[3]
子会社 カナダドライ・モッツ英語版
ウェブサイト DrPepperSnappleGroup.com
Dr Pepper
ドクターペッパー
Dr Pepper
ドクターペッパー

2006年まではドクターペッパー/セブンアップ英語版であったが、キャドバリー・シュウェップスに買収された後、同社の飲料部門「キャドバリー・シュウェップス・アメリカス・ビバレッジ」(Cadbury Schweppes Americas Beverages)として活動していた。2008年5月5日にキャドバリー・シュウェップスの新会社として設立され、2008年5月7日に株式の取引が開始された。また同時にキャドバリー・シュウェップス社はキャドバリー社に社名を変更した[4][5]。2018年にコーヒーメーカーのキューリグ・グリーン・マウンテンと経営統合を行い、新会社「キューリグ・ドクター・ペッパー」(Keurig Dr Pepper Inc.)の一部門となった[6]

歴史

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1998年2月、カーライル・グループがビバレッジ・アメリカ(Beverage America)とセレクト・ビバレッジス・ボトラーズ(Select Beverages bottlers )を購入した[7]。2000年、キャドバリー・シュウェップススナップル英語版、ミスティック(Mistic)、スチュワーツ・ファウンテン・クラシックス(Stewart's Fountain Classics)をトライアーク英語版社から14億5千万ドルで購入した[8]。同年の10月、キャドバリー・シュウェップスは再びトライアーク社からRCコーラを購入した[9]

2006年と2007年、キャドバリー・シュウェップスはいくつかのほかの地域ボトラーと共にドクターペッパー/セブンアップ・ボトリング・グループ英語版を購入した。これによってドクターペッパー・スナップルは多くの自社飲料の独自生産が可能になり、自社製品を多数卸しているペプシやコカ・コーラ系ボトラーなどの近年の動きに対抗することが可能となった。一方でドクターペッパー/セブンアップのブランド商品のいくつかは今までどおりにペプシ、コカコーラやその他カナダやアメリカ合衆国内の独立系ボトラーにライセンスされている。

2007年11月、キャドバリー・シュウェップスは飲料部門の公開を行うことを発表した。2008年5月、キャドバリー・シュウェップスは飲料持ち株会社を分割し、ドクターペッパー・スナップル・グループとして再編した。

マイナーリーグフリスコ・ラフライダーズの本拠地ドクターペッパー・ボールパークやダラス・スターズの練習施設ドクターペッパー・スターセンターはドクターペッパー・スナップルが命名権を得て名前をつけたものであり、両方ともテキサス州フリスコに所在する。ナショナルホッケーリーグのフランチャイズ権とスポンサーシップ同様に、取引の結果、両施設の場内売り場での非アルコール飲料の販売権利を得ている。

2008年、ドクターペッパー・スナップル・グループはビッグレッド英語版、ニューグレイプ、ネスビッツなどの飲料メーカーBig Red Inc.の少数株主持分を購入した[10]。ドクターペッパー・スナップルはライセンスを得てビッグ・レッド銘柄の飲料の80%程度を販売している。

カナダ国内には子会社のカナダドライ・モッツ英語版が存在する

生産する製品

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以下のような製品を生産している:[11]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h Dr Pepper Snapple Group, Inc. 2013 Annual Report Form (10-K)” (XBRL). United States Securities and Exchange Commission (February 20, 2014). 2014年6月28日閲覧。
  2. ^ a b Dr Pepper Snapple Group, Inc. 2014 Q1 Quarterly Report Form (10-Q)” (XBRL). United States Securities and Exchange Commission (April 23, 2014). 2014年6月28日閲覧。
  3. ^ 2010 Form 10-K, Dr Pepper Snapple Group Inc.”. United States Securities and Exchange Commission. 2014年6月28日閲覧。
  4. ^ Cadbury starts solo against bid background”. Reuters (2008年5月2日). 2008年5月3日閲覧。
  5. ^ Cadbury plc Demerger. Archived September 6, 2010.
  6. ^ Keurig Dr Pepper Announces Successful Completion of the Merger between Keurig Green Mountain and Dr Pepper Snapple Group” (英語). BusinessWire (2018年7月9日). 2018年8月26日閲覧。
  7. ^ “Cadbury Announces Deal”. Beverage Digest (February 23, 1998 (Special Edition)): 1. (2 1999). オリジナルの2008年12月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081204130538/http://www.beverage-digest.com/editorial/980223.html 2008年7月17日閲覧。. 
  8. ^ Holson, Laura M. (2000年9月18日). “Cadbury to Pay $1.45 Billion For Snapple”. New York Times (New York Times). https://www.nytimes.com/2000/09/18/us/cadbury-to-pay-1.45-billion-for-snapple.html 2008年6月18日閲覧。 
  9. ^ Royal Crown Cola Company”. New Georgia Encyclopedia (2006年9月15日). 2008年6月18日閲覧。
  10. ^ "Dr Pepper Snapple Group Takes Minority Stake in Big Red, Inc" (Press release). 25 August 2008. 2011年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月15日閲覧
  11. ^ Dr Pepper Snapple Group Retrieved September 15, 2012.

外部リンク

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