トラック野郎!B・J
トラック野郎!B・J(原題:B.J. and the Bear)は1979年から1981年まで米国のNBCで放映されたテレビドラマ。日本では日本テレビ系列で1980年にシーズン1&2を放送、また1982年にはシーズン3のエピソードを「爆走する7人の白雪姫!!BJ&トラックギャル」の邦題で放送された。
内容
編集レッドにホワイトストライプカラーのトレーラー・トラック(ケンワースK-100エアロダイン)を運転するベトナム帰りのビリー・ジョー・(B.J.)マッケイとチンパンジーの相棒ベアとの珍道中を描く。開始当初のシーズン1では悪徳保安官・ロボとの対決が中心だったが、シーズン3ではロサンゼルスに運送会社「ベア・カンパニー」を設立し、7人の美人トラッカーを配下に置いて活躍するという内容に変わった。番組のバックミュージックには、当時のヒット曲が多く使われており、1979年から1981年のアメリカを代表される選曲ばかりであった。
登場人物
編集ビリー・ジョー・(B.J.)マッケイ
ベトナム戦争帰りの青年。愛称はBJ。トラック運送業をしており、「違法品でなければ、どんな物でも1マイル1ドルで運ぶ」というのをモットーとしている。(「どんな物」には動物や人間も含まれる。)
ベア
BJの相棒のチンパンジー。BJがベトナム戦争で負傷していたところをベアに助けられたことで、それ以降はずっと一緒にいる。単なるマスコットに留まらず、時にはトラブルメーカー、時には主人公を助けたりと活躍する。
ロボ保安官
悪徳保安官。BJの活動を憎々しく思っており、あの手この手で妨害を仕掛けてくるが、いつもBJにしてやられる。
パーキンス保安官代理
ロボ保安官の助手。ロボの妨害工作を手伝うが、いつもドジを踏んでしまう。敵役ながら憎めないキャラクター。
キャスト
編集- B.J.マッケイ:グレッグ・エヴィガン(声:柴田侊彦)
- エルロイ・ロボ保安官:クロード・エイキンズ(声:木村幌)(シーズン1)
- パーキンス保安官代理:ミルズ・ワトソン(声:青野武)(シーズン1)
- ホーキンス保安官代理:ブライアン・カーウィン(シーズン1)
- ケイン警部:エド・ローター(シーズン2)
- ラザフォード・グラント:マーレイ・ハミルトン(シーズン3)
- スタックス:ジュディ・ランダース(シーズン3)
- キャリー:リンダ・マッカロー(シーズン3)
- サマンサ:バーバラ・ホーラン(シーズン3)
- テリー:キャンディ・ブロー(シーズン3)
- ジェリ:ランディ・ブロー(シーズン3)
- アンジー:シーラ・デウィント(シーズン3)
- シンディ・グラント:シェリリン・ウォルター(シーズン3)
ザ・ミスアドベンチャー・オブ・シェリフ・ロボ
編集シーズン1に敵役として登場した悪徳保安官・ロボが思いのほか人気が出たため、1979年9月よりNBCでロボを主人公としたスピンオフシリーズ“The Misadventures of Sheriff Lobo”がスタートした。ジョージア州の架空の地「Orly郡」を舞台に、ロボと、彼と共に「BJ」から移った部下のパーキンス、ホーキンスの3人がドタバタ劇を繰り広げた。開始当初はマッケイがワンシーンのみで登場したり、「BJ」とクロスオーバーしたエピソードでシーズン1 #6と#7「Run for the Money:Part 2・3」も作られた。フランキー・レインが歌う主題歌は製作総指揮のグレン・A・ラーソン自身が作詞作曲を手がけた。好評のためシーズン2も“Lobo”のタイトルで制作されたが、舞台を大都会のアトランタに移すという方針転換が裏目に出て、「BJ」共々このシーズンで打ち切られた(日本未放映)。
スタッフ
編集- 製作総指揮 - グレン・A・ラーソン、マイケル・スローン
- 企画 - グレン・A・ラーソン、クリストファー・クロウ
- 音楽 - ステュー・フィリップス、ウィリアム・ブロートン
- 製作 - グレン・A・ラーソン・プロダクション、ユニバーサルTV
- 放映 - 米国NBC
関連項目
編集日本テレビ 日曜22時30分枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
トラック野郎!B・J
1980年1月13日~1980年8月24日 |
地上最強の美女たち!
チャーリーズ・エンジェル (第4シリーズ) 1980年8月31日~1981年2月8日 |
|
地上最強の美女たち!
チャーリーズ・エンジェル (第5シリーズ) 1982年1月10日~1982年5月9日 |
爆走する7人の白雪姫!!
BJ&トラックギャル 1982年5月16日~1982年8月22日 |