トヨタ・V35A-FTS
トヨタ・V35A-FTSは、トヨタ自動車のエンジンにしてダイナミックフォースエンジンシリーズのひとつとして開発された。ハイフン以降の「F」は実用DOHC、「T」はターボチャージャー、「S」D-4(筒内直接燃料噴射装置)を意味している。初搭載は、2017年7月発売のレクサス・LS。
トヨタ・V35A-FTS | |
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生産拠点 | トヨタ自動車 |
製造期間 | 2017年 - 現在 |
タイプ | V型6気筒DOHC24バルブ |
排気量 | 3,444cc |
内径x行程 | 85.5×100.0mm |
圧縮比 | 10.5 |
最高出力 | 422PS(310kW)/6,000r.p.m. |
最大トルク | 600N·m(61.2kgf·m)/1,600 - 4,800r.p.m. |
概要
編集V型6気筒3,500cc縦置きツインターボガソリンエンジンでレクサス・LSのために開発されたエンジン。このエンジンは同じV型6気筒のGRエンジンとは設計は異なり、TNGA設計で一から基本設計を見直している。高速燃焼技術と高効率ターボチャージャー採用により、出力と燃費も高い性能を実現している。エンジン本体側の徹底した高効率化に加え、サーモスタットの電動化による冷却系の多機能制御、ツインターボのウェイストゲートの電動化によるポンピングロスの低減など、周辺機器の緻密なコントロールも重ね合わせることで41%の熱効率を実現している。
2025年より、日産・VK56に代わりオレカがチューニングした本エンジンを、LMP3ワンメイクエンジンとして採用される。
系譜
編集- エンジン型式一覧の自動車用エンジンの系譜を参照。