トゲマウス (Acomys) は、ネズミ上科(ネズミネズミ科トゲマウス属の総称。アフリカトゲネズミとも。

トゲマウス
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ネズミ目 Rodentia
: ネズミ科 Muridae
亜科 : コンゴキノボリマウス亜科 Deomyinae
: トゲマウス属 Acomys
学名
Acomys I.Geoffroy, 1838
和名
トゲマウス、アフリカトゲネズミ
英名
Spiny mouse

アフリカ西アジア砂漠荒地に棲息する。日本アメリカなどでもペットとして飼われる。

その名のとおり、背中の一部が短く硬い棘になっている。ただし、同目のヤマアラシのように長く硬い棘が密生しているわけではない。尾の皮膚は、人間が持つだけで皮がはがれやすく、はがれた皮は短期間で再生する[1]

8~18種に分類される。トウブトゲマウス Acomys dimidiatus は広く分布し最も普通に見ることができるが、トルコトゲマウス Acomys cilicicusクレタトゲマウス Acomys minous絶滅危惧種である。

ときおり誤って単にトゲネズミと呼ばれることがあるが、トゲネズミ Tokudaia南西諸島に住む別亜科の属で、種はいずれも絶滅危惧種である。

 
トウブトゲマウスAcomys dimidiatus

脚注

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  1. ^ 哺乳類トゲマウスに見られる皮膚の剥落および再生能力”. www.natureasia.com. 2023年4月26日閲覧。

参考文献

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  • 川田伸一郎, 岩佐真宏, 福井大, 新宅勇太, 天野雅男, 下稲葉さやか, 樽創, 姉崎智子, 横畑泰志世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻Supplement、日本哺乳類学会、2018年、S1-S53、doi:10.11238/mammalianscience.58.S1ISSN 0385-437XNAID 130007428723 
  • Wilson, D.E.; Reeder, D.M., eds. (2005). Mammal Species of the World: A Taxonomic and Geographic Reference (3rd ed.). Johns Hopkins University Press. ISBN 978-0-8018-8221-0. OCLC 62265494