トカイニド(Tocainide)は、Ib群の抗不整脈薬である。アメリカ合衆国では、もはや売られていない。

トカイニド
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
Drugs.com Micromedex Detailed Consumer Information
MedlinePlus a601248
薬物動態データ
生物学的利用能0.9-1 (oral)
血漿タンパク結合10-20%
代謝glucuronidation (primary)
半減期9-14 R, 13-20 S
排泄30-50% urine (unchanged)
データベースID
CAS番号
41708-72-9 チェック
ATCコード C01BB03 (WHO)
PubChem CID: 38945
DrugBank DB01056 チェック
ChemSpider 35632 チェック
UNII 27DXO59SAN チェック
KEGG D06172  チェック
ChEBI CHEBI:9611 チェック
ChEMBL CHEMBL1762 チェック
化学的データ
化学式C11H16N2O
分子量192.258 g/mol
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薬物動態

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トカイニドは、リドカインアナログで、すぐには代謝されない。2つのエナンチオマーがあり、R異性体はS異性体よりも4倍強い。経口での生物学的利用能は、0.9から1.0である。血液中のトカイニドには、10から20%のタンパク質が結合している。体積あたりの分布は、2.5-3.5 L/kgである。30から50%は、そのまま尿から排出される。無腎や腎臓障害の患者は、活性型のR異性体の方がより早く消失する。主要な代謝物質は、グルクロニドトカイニドカルバミン酸である。グルクロノシルトランスフェラーゼは、リファンピンにより誘導される。弱いCyp1A2阻害作用により、テオフィリンといくらかの相互作用を行う。

合成

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トカイニドの合成:[1][2][3][4]

出典

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  1. ^ R.N. Boyes, E.W. Byrnes, Ger. Pat. 2.235.745 (1972).
  2. ^ Astra Pharmaceutical Products Inc., Br. Pat. 1.461.602 (1974).
  3. ^ R.N. Boyes, B.R. Duce, E.M. Smith, E.W. Byrnes, Ger. Pat. 2.400.540 (1974).
  4. ^ Byrnes, Eugene W.; McMaster, Paul D.; Smith, Emil R.; Blair, Murray R.; Boyes, R. Nichol; Duce, Benjamin R.; Feldman, Hal S.; Kronberg, George H. et al. (1979). “New antiarrhythmic agents. 1. Primary .alpha.-amino anilides”. Journal of Medicinal Chemistry 22 (10): 1171–1176. doi:10.1021/jm00196a005. ISSN 0022-2623. 

外部リンク

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  • Burton ME. Applied Pharmacokinetics & Pharmacodynamics: Principles of Therapeutic Drug Monitoring. 4th ed. Philadelphia: Lippincott Williams & Wilkins; 2006.