トウキササゲ(唐楸、Catalpa bungei)は、ノウゼンカズラ科落葉高木の1種。

トウキササゲ
開花したトウキササゲ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: シソ目 Lamiales
: ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae
: キササゲ属 Catalpa
: トウキササゲ C. bungei
学名
Catalpa bungei
C.A.Mey.
和名
トウキササゲ(唐楸)
英名
Manchurian catalpa

名称

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」は本来アズサではなく本種と同属のキササゲ Catalpa ovata であるとされるが、牧野富太郎は正確には本種トウキササゲであるとする[1]。ただし、現代中国語では、「梓」はキササゲのことで、同じ「きささげ」の訓のある「楸」が本種のことである[2][3]

種小名 bungei は、本種の標本を採取したロシアの植物学者アレクサンドル・ブンゲ Alexander Bunge への献名である。

分布

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中国原産。

利用

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中国ではキササゲと共に、街路樹や木材として利用される。

生薬となる。日本薬局方は、本種とキササゲをともに生薬「キササゲ」として認める[4]。これはまた「梓実(しじつ)」とも呼ばれる。

出典

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  1. ^ 牧野富太郎選集 2』東京美術、1970、「万葉集巻一の草木解釈 アズサ」
  2. ^ 『中日辞典』小学館、1992年。
  3. ^ Jingyun Fang, Zhiheng Wang and Zhiyao Tang, ed (2011). Atlas of Woody Plants in China: Distribution and Climate. 1. Beijing and Berlin: Higher Education Press and Springer-Verlag. p. 1604. https://books.google.co.jp/books?id=rXTGyOlDjdoC&pg=PA1604&dq=%E6%A5%B8+Catalpa&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwiZ_PbZ7JLtAhVKyYsBHRPbC1sQ6AEwAHoECAYQAg#v=onepage&q=%E6%A5%B8%20Catalpa&f=false 
  4. ^ 日本薬局方 第十六改正

外部リンク

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