デレク・ロイ・ワトキンス (Derek Roy Watkins1945年3月2日 - 2013年3月22日) は、イングランドジャズポップ・ミュージッククラシック音楽のリード・トランペット奏者。『007 ドクター・ノオ』から『007 スカイフォール』までの映画『007』シリーズ全作の演奏で知られる。

生い立ち

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バークシャーレディングで生まれ、4歳でコルネットの演奏を始め、17歳でプロの演奏者となった。

経歴

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ジャズ

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テッド・ヒースジョン・ダンクワースベニー・グッドマンが率いるダンス・バンドやビッグバンドで演奏をしていた。またカウント・ベイシーディジー・ガレスピーオスカー・ピーターソンスタン・トレイシーとも共演。

クラシック音楽

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ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団ロンドン交響楽団と共にレコーディングを行ない、またホセ・カレーラスプラシド・ドミンゴキリ・テ・カナワなどのオペラ歌手と共演。

ポップ・ミュージック

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エリック・クラプトンエルトン・ジョンフランク・シナトラバーブラ・ストライサンドビートルズなど多くのアーティストと共演。他には、HYDE2002年に発表したアルバム『ROENTGEN』のレコーディングに参加。

映画およびテレビ

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映画『007』シリーズのサウンドトラックの他に『シカゴ』、『ブリジット・ジョーンズの日記』、『氷の微笑』、『ジョニー・イングリッシュ』、『グラディエーター』、『ファクトリー・ウーマン』、『スーパーマン』、『スーパーマンII』でも演奏している。『バーナビー警部』では付随音楽の作曲も行なっている。

王立音楽アカデミーのトランペットの客員教授であった。68歳でにより死去[1][2]

脚注

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  1. ^ The Guardian Obituary. Retrieved 25 March 2013
  2. ^ The Daily Telgraph Obituary. Retrieved 25 March 2013

外部リンク

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