デランシー・ストリート/エセックス・ストリート駅
デランシー・ストリート/エセックス・ストリート駅(Delancey Street/Essex Street)はニューヨーク市地下鉄の複合駅であり、BMTナッソー・ストリート線とIND6番街線が駅舎を共有している。マンハッタンのロウアー・イースト・サイドにあるウィリアムズバーグ橋西側のデランシ-・ストリート - エセックス・ストリート交差点に設けられている。
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デランシー・ストリート - エセックス・ストリート交差点の南東角にある階段 | |||||||||||
駅情報 | |||||||||||
住所 |
Delancey Street & Essex Street New York, NY 10002 | ||||||||||
区 | マンハッタン区 | ||||||||||
地区 | ロウアー・イースト・サイド | ||||||||||
ディビジョン | Bディビジョン(BMT/IND) | ||||||||||
路線 |
IND6番街線 BMTナッソー・ストリート線 | ||||||||||
運行系統 |
F (終日) <F> (ラッシュ時のみ) J (終日) M (深夜帯以外) Z (ラッシュ時・混雑方向) | ||||||||||
接続 | ニューヨーク市バス: M9, M14A, B39 | ||||||||||
構造 | 地下駅 | ||||||||||
駅階数 | 2層 | ||||||||||
その他の情報 | |||||||||||
開業日 | 1948年7月1日 | ||||||||||
利用状況 | |||||||||||
乗客数 (2015) | 複合駅全体で8,226,975[1]人 4% | ||||||||||
順位 | 46位(422駅中) | ||||||||||
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以下の運行系統が乗り入れている。
線路部分は2階建になっており、上層がBMTナッソー・ストリート線(エセックス・ストリート駅)、下層がIND6番街線(デランシ-・ストリート駅)になっている。IND6番街線ホームの上にメザニンが設けられ、両線の間で乗り換える乗客をさばいている。INDとBMTとは元々別会社だったため、1948年7月1日[要出典]まで改札内連絡通路は設けられていなかった。終日営業の出入口がデランシー・ストリートの北側とエセックス・ストリートの両側に設けられている。
駅構造
編集G | 地上階 | 出入口 |
B1 | 北改札 | 改札、出入口 |
相対式ホーム、右側ドアが開く | ||
西行線[註 1] | ← ブロード・ストリート駅行き(バワリー駅) ← 平日:フォレスト・ヒルズ-71番街駅行き(ブロードウェイ-ラファイエット・ストリート駅) | |
中央線[註 1] | 平日・深夜帯:ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行き(マーシー・アベニュー駅)→ 週末:メトロポリタン・アベニュー駅行き(マーシー・アベニュー駅)→ 夕ラッシュ:ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行き(マーシー・アベニュー駅)→ | |
島式ホーム、中央線は右側、東行線は左側ドアが開く | ||
東行線[註 1] | 週末:ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行き(マーシー・アベニュー駅)→ 平日:メトロポリタン・アベニュー駅行き(マーシー・アベニュー駅)→ | |
路面電車 路盤 |
非常口、ロウラインの計画あり | |
B2 | 南改札 | 改札、出入口 |
B3 | 相対式ホーム、右側ドアが開く | |
北行線 | ← ジャマイカ-179丁目駅行き(2番街駅) | |
南行線 | → コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅行き(イースト・ブロードウェイ駅)→ | |
相対式ホーム、右側ドアが開く |
出入口
編集場所 | 数 |
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デランシー・ストリート - エセックス・ストリート交差点 北西角 | 1 |
デランシー・ストリート - エセックス・ストリート交差点 南西角 | 1 |
デランシー・ストリート - エセックス・ストリート交差点 北東角 | 2(1つは出場専用HEET自動改札機) |
デランシー・ストリート - エセックス・ストリート交差点 南東角 | 2(1つは出場専用HEET自動改札機) |
デランシー・ストリート - ノーフォーク・ストリート交差点 北西角 | 1 |
デランシー・ストリート - ノーフォーク・ストリート交差点 北東角 | 1 |
BMTナッソー・ストリート線
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西行ホーム | |||||||||||||
駅情報 | |||||||||||||
ディビジョン | Bディビジョン(BMT) | ||||||||||||
路線 | BMTナッソー・ストリート線 | ||||||||||||
運行系統 |
J (終日) M (深夜帯以外) Z (ラッシュ時・混雑方向) | ||||||||||||
ホーム数 |
島式ホーム 1面 対面乗り換え(東行のみ) 相対式ホーム 1面 | ||||||||||||
線路数 | 3線 | ||||||||||||
その他の情報 | |||||||||||||
開業日 | 1908年9月16日[2] | ||||||||||||
旧駅名/名称 |
デランシー・ストリート駅 Delancey Street | ||||||||||||
次の停車駅 | |||||||||||||
北側の隣駅 |
マーシー・アベニュー駅: J Z ブロードウェイ-ラファイエット・ストリート駅: M | ||||||||||||
南側の隣駅 |
バワリー駅: J Z マーシー・アベニュー駅: M | ||||||||||||
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配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BMTナッソー・ストリート線エセックス・ストリート駅(Essex Street)は島式ホームおよび相対式ホームを各1面と3線を有する地下駅である。1913年まではデランシー・ストリート直下に位置しながらデランシー・ストリート駅と呼ばれていた。相対式ホームにウィリアムズバーグ橋方面から来る列車が停車し、他の2線は島式ホームを使用する。中央の線路は以前は混雑方向用急行線だったが、現在は平日および深夜のウィリアムズバーグ橋経由南行J・Z系統と週末のM系統区間列車が使用している。
2004年の構内配線見直しで、旧北行緩行線は営業運転から外された。それ以降、この北行緩行線は2010年まで臨時にチェンバーズ・ストリート駅からの転線に使われただけである。1976年から2010年までの間は、当駅からブロードウェイ-ラファイエット・ストリート駅までのクリスティー・ストリート連絡線を走行する定期列車はなかった。2010年6月に、M系統がIND6番街線経由でフォレスト・ヒルズ-71番街駅方面へ経路が変更された際に、平日に限り使用を再開した。2014年には週末のM系統が当駅まで延長され、中央線で折り返す。それ以外の時間帯は、J・Z系統が中央線を使用する。
ブルックリン方面ホームの隣には閉鎖された路面電車の終着停留場がある。1908年から1948年までウィリアムズバーグ橋を渡ってブルックリンの各方面行きの路面電車に使用され、壁と8つの折り返しループ線に対して約3 - 4線の線路がある[3]。
地下鉄の駅はこの停留場横に1908年9月16日に開業した。駅は1911年から1913年にかけて直通運転用に再建され、センター・ストリート地下鉄がチェンバーズ・ストリート駅まで延長された。地下鉄は4線あるのに対し、当駅は2面3線となっていた。 4線の地下鉄駅が必要な場合は、路面電車停留場の部分を通り、その西で地下鉄に合流するための4本目の線路があった。
何年もの間、高架列車の運行は非常に集中的であり、駅の4本目の線路は混雑を処理するのに役立っていたが、路面電車も利用者が多かったことから、拡張は提案されなかった。これにより、最南端の線路の南側に2番目の単式ホームが追加され、直接路面電車の停留場に行けるようになっていた。島式ホームは取り壊されて、4本目の線路のスペースを確保するか、4本目の線路は最南端の線路に隣接して建設され、単式ホーム2面で島式ホーム1面を挟む構造にする構想があった。
路面電車の運行が1948年に終了した後、橋の以前の軌道区域は自動車車線に再構築され、路面からの新しい傾斜路が以前の下り坂の傾斜路を閉鎖し、この停留場に至った。しかし、停留場自体は空のままで、小さな部分が物置と非常口に改造された程度であった。空いたスペースは、計画された地下公園であるロウラインの提案された場所である[4]。
ギャラリー
編集-
1919年のウィリアムズバーグ橋とデランシー・ストリートの様子。中央からは地下の路面電車ターミナル、左からは地下鉄駅に下っている。手前にはマンハッタンの路面電車の待合所が見える。
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東行ホームの様子
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駅名標
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銘板
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廃止された路面電車ターミナル
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廃止された路面電車ターミナル
IND6番街線
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アップタウン方面ホーム | |||||||
駅情報 | |||||||
ディビジョン | Bディビジョン(IND) | ||||||
路線 | IND6番街線 | ||||||
運行系統 | F (終日) <F> (ラッシュ時のみ) | ||||||
ホーム数 | 相対式ホーム 2面 | ||||||
線路数 | 2線 | ||||||
その他の情報 | |||||||
開業日 | 1936年1月1日 | ||||||
次の停車駅 | |||||||
北側の隣駅 | 2番街駅: F <F> | ||||||
南側の隣駅 | イースト・ブロードウェイ駅: F <F> | ||||||
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配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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IND6番街線デランシー・ストリート駅(Delancey Street)は相対式ホーム2面2線の駅である。デランシー・ストリート南側に時間営業の改札があり、通りに出る階段が2本設けられている。IND6番街線の上を直交しているBMTナッソー・ストリート線との間は、ホーム上連絡通路を介して繋がっている。以前は駅北側のリビングトン・ストリートと南側のブルーム・ストリートにも改札があり、それぞれに6本ずつ階段があって通りに出ることができたが、現在はすべて撤去されている。リビングトン・ストリート - エセックス・ストリート交差点 南東角の階段だけは残っているが、物置として使われている。この階段はエセックス・ストリート市場の建屋裏にあるのですぐ見つけることができる。ホーム壁面には黒で縁取りされた紫のタイル帯が施されている。駅名標は開業当時のもののレプリカが取り付けられている。最近の駅構内修繕工事の慣例からは外れているが、ホームの柱には1本おきに大きな "D" の銘板が取り付けられている。
2004年に2つのアートワークが設置された。どちらもMing Fayが制作したもので、ダウンタウン側にShad Crossingが、アップタウン側にDelancey Orchardが、それぞれ設置された。
ギャラリー
編集-
北行線の待合所
脚注
編集備考
編集出典
編集- ^ “Facts and Figures: Annual Subway Ridership”. Metropolitan Transportation Authority. 2016年4月19日閲覧。
- ^ New York Times, Mayor Runs a Train Over New Bridge, September 17, 1908, page 16
- ^ http://www.columbia.edu/~brennan/abandoned/WillB.newphoto.jpg
- ^ “The Low Line Gets Real at Essex Street Market”. thelodownny.com. 2023年1月27日閲覧。
外部リンク
編集Subway station:
- nycsubway.org – BMT Nassau Street Line: Essex Street
- nycsubway.org – IND 6th Avenue: Delancey Street
- Station Reporter — Delancey Street/Essex Street Complex
- MTA's Arts For Transit — Delancey Street – Essex Street
- Delancey Street and Essex Street entrance from Google Maps Street View
- Delancey Street and Norfolk Street entrance from Google Maps Street View
- IND platforms from Google Maps Street View
Trolley terminal:
- Abandoned Stations — "Williamsburg Bridge Railway terminal". Joseph Brennan, Columbia University, 2001.