デビッド・ローマー
デビッド・ローマー(David Romer、1958年3月13日 - )は、マサチューセッツ州Amherstに生まれたアメリカの経済学者。カリフォルニア大学バークレー校の教授であり、専門はマクロ経済学である。
妻のクリスティーナ・ローマーも経済学者である。グレゴリー・マンキューとともにニュー・ケインジアンの代表的理論家である[1]。デイヴィド・ローマーとも表記する。
ニューケインズ経済学 | |
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生誕 | 1958年3月13日(66歳) |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究機関 | カリフォルニア大学バークレー校 |
研究分野 | マクロ経済学 |
母校 |
MIT プリンストン大学 |
影響を 受けた人物 | ジョン・メイナード・ケインズ |
情報 - IDEAS/RePEc |
略歴
編集- 1958年 マサチューセッツ州Amherstで生まれる。
- 1976年 ‘Amherst Regional High School’に通う。
- 1980年 プリンストン大学を卒業(A.B.)する。
- 1980年 - 1981年 ‘Council of Economic Advisers’でJunior Staff Economistとなる。
- 1985年 マサチューセッツ工科大学(MIT)よりPh.D.を得る。
- 1985年 - 1988年 プリンストン大学の助教授となる。
- 1988年 - 1990年 カリフォルニア大学バークレー校のアクティング准教授となる。
- 1990年 - 1993年 カリフォルニア大学バークレー校の准教授となる。
- 1992年 - 現在 “Journal of Money, Credit, and Banking”の共同編集者となる。
- 1993年 - 2000年 カリフォルニア大学バークレー校の教授となる。
- 2000年 - 現在 カリフォルニア大学バークレー校の‘政治経済学ハーマン・ロイヤー’教授となる。
- 2003年 - 2008年 NBERにおける貨幣経済プログラムについてクリスティーナ・D・ローマーと共同理事となる(2008年~現在、理事)。
- 2003年 - 現在 NBERの景気日付委員会のメンバーとなる。
- 2006年 - 現在 アメリカ芸術科学アカデミーのフェローとなる。
- 2007年 - 現在 “American Economic Journal: Macroeconomics”の編集委員となる。
- 2009年 - 現在 Justin Wolfersと共に“Brookings Papers on Economic Activity”の編集者となる。
人物
編集- 妻クリスティーナ・ローマーとはMITのクラスメイトであった。子どもは、キャサリン、ポール、マシューの3人である。本人の兄弟はEvanである。
- グレゴリー・マンキューとは昔からの友人であり、互いの結婚式で花婿付添人(best man)をつとめた[2]。
著書
編集日本語訳
編集- 『上級マクロ経済学』、堀雅博・岩成博夫・南条隆共訳、日本評論社、1998年(原書初版1996年)、2010年(原書第3版2006年)
著書(原書)
編集- “Advaced Macroeconomics”、McGraw-Hill、First edition 1996、Second edition 2001、Third Edition 2006、Fourth edition 2012.
出典
編集- ^ N. Gregory Mankiw and David Romer, eds., (1991), New Keynesian Economics. Vol. 1: Imperfect competition and sticky prices, MIT Press, ISBN 0-262-63133-4. Vol. 2: Coordination Failures and Real Rigidities. MIT Press, ISBN 0-262-63134-2 .
- ^ Mankiw, G. (2006). “The IS-LM Model”. GREG MANKIW'S BLOG, May 30.. 2017年5月18日閲覧。