デニス・キプルト・キメット
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デニス・キプルト・キメット(Dennis Kipruto Kimetto、1984年1月22日 - )は、ケニアの長距離選手。男子。専門種目はマラソン。デニス・キメットとも[1]。
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選手情報 | ||||
フルネーム | デニス・キプルト・キメット | |||
ラテン文字 | Dennis Kipruto Kimetto | |||
国籍 | ケニア | |||
種目 | 長距離走・マラソン | |||
生年月日 | 1984年1月22日(40歳) | |||
生誕地 | ケニア | |||
身長 | 176cm | |||
体重 | 58kg | |||
自己ベスト | ||||
10000m | 28分30秒0(2011年) | |||
ハーフマラソン | 59分14秒(2012年) | |||
25km | 1時間11分18秒(2011年) | |||
30km | 1時間27分38秒(2014年) | |||
マラソン | 2時間02分57秒(2014年) | |||
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経歴
編集出生
編集デニス・キプルト・キメットは1984年1月にケニアのエルドレットに生まれた。
ハーフマラソン国際大会優勝と年齢誤報道騒動
編集キメットは競技生活を開始したのが遅かった。そのため最初の大舞台での優勝は27歳の時に出場した、2011年ナイロビマラソンのハーフマラソン部門であり、タイムは1時間1分30秒であった。
2012年2月、初の国際大会であるRAKハーフマラソンではウィルソン・キプサング・キプロティチらに競り勝ち、1時間0分40秒で優勝した。同年4月、ベルリンハーフマラソンで59分14秒で優勝。このときキメットの年齢は28歳であったものの18歳と10年若く誤報され、ジュニア世界ベストとみなされた[2]。誤報の原因はキメットのパスポートに年齢が10歳若く、名前がコエチ(Dennis Kipruto Koech)と誤った情報が記載された状態で発行されていたためである[3][4]。そのため、2つの国際大会(RAKハーフマラソン、ベルリンハーフマラソン)ではデニス・キプルト・コエチとしてクレジットされてきたが、次の大会から修正された。
マラソンデビューと世界記録樹立
編集2012年にベルリンマラソンでマラソンデビューをすると、ジョフリー・ムタイに続く2位に入った。
2013年には、東京マラソンとシカゴマラソンでそれぞれ優勝を果たす。
2014年には、ベルリンマラソンで世界記録を更新する、2時間2分57秒をマーク。30~35kmのラップが14分9秒、後半のハーフは1時間1分12秒と驚異的なスプリットを刻んだ。
2015年、ロンドンマラソンに初出場。元世界記録保持者のウィルソン・キプサング・キプロティチとの直接対決だったが、マラソン連勝中のエリウド・キプチョゲが優勝。2時間4分42秒。キプサングが2位、キメットは3位に終わった。その後、世界陸上北京大会、福岡国際マラソンに出場するが、故障により、両レースとも途中棄権に終わっている。
2016年、再びロンドンマラソンに出場。故障がまだ完治しておらず、2時間11分44秒の9位に終わる。その結果、リオ五輪代表の選出からも漏れた。
世界記録を樹立後、故障等により、芳しい結果を残せていない。
キメットのマラソン世界記録
編集5km | 10km | 15km | 20km | ハーフ | 25km | 30km | 35km | 40km | ゴール | |
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タイム | 14:42 | 29:24 | 44:10 | 58:36 | 1:01:45 | 1:13:08 | 1:27:38 | 1:41:47 | 1:56:29 | 2:02:57 |
スプリット | 14:42 | 14:42 | 14:46 | 14:26 | 14:32 | 14:30 | 14:09 | 14:42 | 6:28 |
マラソン成績
編集年月 | 大会名 | タイム | 順位 | 備考 |
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2012.09 | ベルリンマラソン | 2:04:16 | 2位 | 世界歴代5位(当時) |
2013.02 | 東京マラソン | 2:06:50 | 優勝 | 大会記録 |
2013.04 | ロンドンマラソン | ----------- | (DNF) | |
2013.09 | シカゴマラソン | 2:03:45 | 優勝 | 世界歴代3位(当時) |
2014.04 | ボストンマラソン | ----------- | (DNF) | |
2014.09 | ベルリンマラソン | 2:02:57 | 優勝 | 世界記録(当時) |
2015.04 | ロンドンマラソン | 2:05:50 | 3位 | |
2015.08 | 世界陸上北京大会 | ----------- | (DNF) | |
2015.12 | 福岡国際マラソン | ----------- | (DNF) | |
2016.04 | ロンドンマラソン | 2:11:44 | 9位 | |
2017.10 | シカゴマラソン | ----------- | (DNF) | |
2018.04 | ウィーンシティマラソン | ----------- | (DNF) | |
2018.11 | 上海国際マラソン | 2:14:54 | 10位 |
脚注
編集- ^ 史上初!ベルリン・マラソンで2時間2分台日テレNEWS・2014年9月29日、2014年9月29日観覧
- ^ Martin, David (2012-04-01). Koech and Ongori prevail in heated battles in Berlin Half. IAAF. Retrieved on 2013-02-02.
- ^ New name and new distance as Kenya’s Newcomer Dennis Kimetto goes for 25 k in Berlin. Berlin Run (2012-05-03). Retrieved on 2013-02-02.
- ^ Kavarna 2012: Facts and Figures. IAAF . Retrieved on 2013-02-02.
外部リンク
編集- デニス・キプルト・キメット - 国際陸上競技連盟
- デニス・キプルト・キメット - TrackField.brinkster.net
- デニス・キプルト・キメット - Munzinger Sports Archives
記録 | ||
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先代 ウィルソン・キプサング |
男子マラソン世界記録保持者 2014年9月28日 - 2018年9月16日 |
次代 エリウド・キプチョゲ |