デッドマン・ウォーキング
『デッドマン・ウォーキング』(Dead Man Walking)は、1995年に制作されたアメリカ映画。
デッドマン・ウォーキング | |
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Dead Man Walking | |
監督 | ティム・ロビンス |
脚本 | ティム・ロビンス |
原作 | シスター・ヘレン・プレイジョーン |
製作 |
ジョン・キリク ティム・ロビンス ラッド・シモンズ |
製作総指揮 |
ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー |
出演者 |
スーザン・サランドン ショーン・ペン |
音楽 | ヴィッド・ロビンス |
撮影 | ロジャー・A・ディーキンス |
編集 | リサ・ゼノ・チャーギン |
製作会社 |
ポリグラム・フィルムド・エンターテインメント ワーキング・タイトル・フィルムズ |
配給 |
グラマシー・ピクチャーズ ヘラルド |
公開 |
1995年12月29日 1996年3月29日[1] 1996年8月3日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | $11,000,000 |
興行収入 | $39,363,635[2] |
死刑廃止論者である修道女ヘレン・プレジャンのノン・フィクション作品(『デッドマン・ウォーキング』徳間文庫)の映画化。
俳優のティム・ロビンスが監督・脚本を務めた作品で、主演は彼のパートナーのスーザン・サランドン。サランドンはこの作品で第68回アカデミー賞主演女優賞を受賞した。また、ショーン・ペンはベルリン国際映画祭で男優賞を受賞した。
「デッドマン・ウォーキング」とは死刑囚が死刑台に向かう際、看守が呼ぶ言葉である。
ストーリー
編集貧困地区でアフリカ系アメリカ人のために働く尼僧(Nun,字幕に従った。)のヘレン(スーザン・サランドン)は、あるきっかけで死刑囚のマシュー・ポンスレット(ショーン・ペン)と知りあう。彼の罪状は、二人のティーンエイジカップルの殺人及び強姦。彼は無罪を主張するが認められず、死刑が執行されることになる。ヘレンは彼のスピリチュアルカウンセラーとなり、その死を見届けることになるが、最後まで死刑執行を回避しようと手をうつ。死刑当日。刑の執行の午前0時まで、知事への嘆願の返事を待ち続ける二人。結局、上訴審は却下。死が決まったマシューに勇気を与えられんことを、と、ヘレンは神にひとり祈る。最後の面会でマシューはヘレンからあずかった聖書に名前と日付を入れて渡し、犯行の事実を告白した。「ウォルターを撃って殺したのは自分だ。レイプは自分もしたが、ホープを刺したのは相棒だ。今は二人の死に責任を感じる。昨夜は二人のために祈った」。午前0時数分前。迫りくる死の恐怖のためか、すすり泣く。ヘレンは護送されるマシューの肩に手をかけて寄り添う。マシューの最後の言葉は、処刑に立ちあった被害者の遺族への謝罪だった。マシューの葬儀。彼はヘレンらの教会の墓地に葬られる。
基本的に死刑廃止論の立場で描かれているが、本作には被害者の両親等死刑賛成派の意見も描かれている。過去の犯行シーンと現在の死刑囚のシーンが時々いりまじる。本編を通して描かれるのは、「赦し」とも重なる「愛」と「死刑制度の是非」である。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
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ソフト版 | テレビ東京版 | ||
シスター・ヘレン・プレイジェーン | スーザン・サランドン | 寺田路恵 | 藤田淑子 |
マシュー・ポンスレット | ショーン・ペン | 大塚芳忠 | 家中宏 |
ヒルトン・バーバー | ロバート・プロスキー | 富田耕生 | 辻村真人 |
アール・デラクロア | レイモンド・J・バリー | 糸博 | 水野龍司 |
クライド・パーシー | R・リー・アーメイ | 益富信孝 | 糸博 |
ファーリー牧師 | スコット・ウィルソン | 岩田安生 | |
メアリー・ベス・パーシー | セリア・ウェストン | 野沢由香里 | |
ヘレンの母親 | ロイス・スミス | 磯辺万沙子 | |
リシル・ポンスレット | ロベルタ・マクスウェル | 定岡小百合 | |
シスター・コリーン | マーゴ・マーティンデイル | 速見圭 | |
クレイグ | ジャック・ブラック | ||
その他 | — | 達依久子 麻見順子 磯辺万沙子 水原リン 島香裕 立木文彦 沢木郁也 武政弘子 堀之紀 沢海陽子 有本欽隆 叶木翔子 藤本譲 福田信昭 竹口安芸子 鳥海勝美 |
石波義人 小島敏彦 辻親八 乃村健次 仲野裕 塚田正昭 星野充昭 大橋世津 永迫舞 高瀬右光 浜田賢二 出口佳代 幸田夏穂 小野美幸 柳知樹 園田恵子 |
演出 | 岡本知 | 佐藤敏夫 | |
翻訳 | 鈴木導 | 日笠千晶 | |
調整 | 高橋久義 | 栗林秀年 | |
制作 | グロービジョン | テレビ東京 ザック・プロモーション |
- ソフト版:VHS・DVDに収録されたもの。後に発売されたBlu-rayには収録されていない。
- テレビ東京版:初回放送1999年3月28日『サンデーロードショー』[3]
評価
編集レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは61件のレビューで支持率は95%、平均点は8.20/10となった[4]。Metacriticでは26件のレビューを基に加重平均値が80/100となった[5]。
脚注
編集出典
編集- ^ “Dead Man Walking” (英語). IMDb. 2024年9月27日閲覧。
- ^ “Dead Man Walking”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年11月25日閲覧。
- ^ “外画 吹き替え”. zack-pro.com. ザック・プロモーション. 2023年1月12日閲覧。
- ^ “Dead Man Walking (1995)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “Dead Man Walking Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年6月28日閲覧。