デッドウッド 〜銃とSEXとワイルドタウン
『デッドウッド 〜銃とSEXとワイルドタウン』（Deadwood）は、デヴィッド・ミルチ発案によるアメリカ合衆国の西部劇テレビドラマであり[1][2]、HBOで2004年3月21日から2006年8月27日まで放送された。1870年代のデッドウッドを舞台としたアンサンブル作品であり、セス・ブロック、アル・スウェレンジン、ワイルド・ビル・ヒコック、ソル・スター、カラミティ・ジェーン、ワイアット・アープ、ジョージ・クルックといった歴史上の人物と同名のキャラクターが多く登場するが、架空の要素も多く含まれている。
| デッドウッド 〜銃とSEXとワイルドタウン Deadwood | |
|---|---|
| ジャンル |
西部劇 歴史ドラマ |
| 原案 | デヴィッド・ミルチ |
| 出演者 |
ティモシー・オリファント イアン・マクシェーン モリー・パーカー ジョン・ホークス ジム・ビーヴァー ブラッド・ドゥーリフ ポーラ・マルコムソン ウィリアム・サンダーソン キム・ディケンズ ロビン・ワイガート デイトン・キャリー W・アール・ブラウン ショーン・ブリジャース パワーズ・ブース キース・キャラダイン |
| テーマ曲作者 | デヴィッド・シュワルツ |
| 国・地域 |
 アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
| シーズン数 | 3 |
| 話数 | 36(各話リスト) |
| 各話の長さ | 55分 |
| 製作 | |
| 製作総指揮 |
デヴィッド・ミルチ グレッグ・フィーンバーグ マーク・ティンカー |
| 放送 | |
| 放送チャンネル | HBO |
| 放送期間 | 2004年3月21日 - 2006年8月27日 |
| 公式ウェブサイト | |
ミルチの脚本とイアン・マクシェーンの演技は高く評価された[3]。エミー賞を8回、ゴールデングローブ賞を1回受賞した。2013年に『TV Guide』誌が発表した「打ち切りが早すぎた番組」では60作品中8位となった[4]。
シリーズの打ち切り後、続編のテレビ映画を製作する計画が発表されたものの長年実現には至らなかったが[5][6]、12年後の2018年10月より撮影が始まり、2019年5月に『デッドウッド 〜決戦のワイルドタウン〜』が放送された。
キャスト
編集→詳細は「en:List of Deadwood characters」を参照
| 俳優 | キャラクター | 基となった人物 |
|---|---|---|
| ティモシー・オリファント | セス・ブロック | セス・ブロック |
| イアン・マクシェーン | アル・スウェレンジン | アル・スウェレンジン |
| モリー・パーカー | アルマ・ギャレット | |
| ジム・ビーヴァー | Whitney Ellsworth | |
| パワーズ・ブース | サイ・トリバー | トム・ミラー (Bella Union Saloonのオーナー) |
| ジョン・ホークス | ソル・スター | ソル・スター |
| ポーラ・マルコムソン | トリクシー | ジェムでの売春婦だった「Tricksies」の内数人 |
| ウィリアム・サンダーソン | E・B・ファーナム | E・B・ファーナム |
| キム・ディケンズ | Joanie Stubbs | |
| リッキー・ジェイ | エディ・ソーヤー | |
| ギャレット・ディラハント | フランシス・ウォルコット | L. D. Kellogg |
| ロビン・ワイガート | カラミティ・ジェーン | カラミティ・ジェーン |
| デイトン・キャリー | チャーリー・ウッター | チャーリー・ウッター |
| ブラッド・ドゥーリフ | Doc Cochran | Lyman F. Babcock |
| アンナ・ガン | マーサ・ブロック | マーサ・ブロック |
| ジェフリー・ジョーンズ | A・W・メリック | A・W・メリック |
| パシャ・リチニコフ | Blazanov | |
| W・アール・ブラウン | Dan Dority | Dan Doherty |
| タイタス・ウェリヴァー | Silas Adams | |
| ショーン・ブリジャース | Johnny Burns | Johnny Burns |
| ラリー・セダー | レオン | |
| ピーター・ジェイソン | Con Stapleton | Con Stapleton |
| キース・キャラダイン | ワイルド・ビル・ヒコック | ワイルド・ビル・ヒコック |
| ジェリ・ジュエル | Jewel Caulfield | |
| キーオン・ヤング | Mr. Wu | |
| ブリー・シーナ・ウォール | Sofia Metz | |
| ギャレット・ディラハント | ジャック・マッコール | ジャック・マッコール |
| リチャード・ガント | Hostetler | |
| ジョシュ・エリクソン | William Bullock | Douglas Kislingbury |
| サラ・ポールソン | Miss Isringhausen | |
| フランクリン・アジェイ | サミュエル・フィールズ | サミュエル・フィールズ |
| レイ・マッキノン | Reverend Smith | ヘンリー・ウェストン・スミス |
| アリス・クリーグ | Maddie | |
| ザック・グルニエ | Andy Cramed | Andy Cramed |
| レオン・リッピー | Tom Nuttall | Billy Nuttall |
| スティーヴン・トボロウスキー | Commissioner Jarry | Hugh McCaffrey |
| Ralph Richeson | Pete Richardson | |
| マイケル・ハーネイ | Steve Fields | |
| ジェラルド・マクレイニー | ジョージ・ハースト | ジョージ・ハースト |
| ブライアン・コックス | Jack Langrishe | Jack Langrishe |
| アラン・グラフ | Captain Joe Turner | |
| クリオ・キング | Aunt Lou | Lucretia Marchbanks |
| オマー・グッディング | Odell | |
| モンティ・"ホークアイ"・ヘンソン | Hawkeye |
エピソード
編集| シーズン | 話数 | 放送日 | DVD発売日 | Blu-ray発売日 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シーズン初回 | シーズン最終回 | リージョン1 | リージョン2 | リージョン4 | リージョンA | ||||
| 1 | 12 | 2004年4月21日 | 2004年6月13日 | 2005年2月8日 | 2005年7月4日 | 2005年8月4日 | 2010年11月23日 | ||
| 2 | 12 | 2005年3月6日 | 2005年5月22日 | 2006年3月6日 | 2006年5月23日 | — | 2010年11月23日 | ||
| 3 | 12 | 2006年6月11日 | 2006年8月27日 | 2007年6月12日 | 2007年8月6日 | 2007年6月6日 | 2010年11月23日 | ||
第1シーズン（2004年）
編集| № | # | タイトル | 監督 | 脚本 | 放送日 | プロダクション コード |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | "無法地帯"[7] "Deadwood" | ウォルター・ヒル | デヴィッド・ミルチ | 2004年3月21日 | 99745 |
| 2 | 2 | "虐殺"[7] "Deep Water" | デイビス・グッゲンハイム | マルコム・マクラーリー | 2004年3月28日 | 99746 |
| 3 | 3 | "仕組まれた商談"[7] "Reconnoitering the Rim" | デイビス・グッゲンハイム | ジョディ・ワース | 2004年4月4日 | 99747 |
| 4 | 4 | "不意打ち"[7] "Here Was a Man" | アラン・テイラー | エリザベス・サーノフ | 2004年4月11日 | 99748 |
| 5 | 5 | "法廷"[7] "The Trial of Jack McCall" | エド・ビアンキ | ジョン・ベルソ | 2004年4月18日 | 99749 |
| 6 | 6 | "感染"[7] "Plague" | デイビス・グッゲンハイム | マルコム・マクラーリー | 2004年4月25日 | 99750 |
| 7 | 7 | "帰ってきたブロック"[7] "Bullock Returns to the Camp" | マイケル・エングラー | ジョディ・ワース | 2004年5月2日 | 99751 |
| 8 | 8 | "処刑"[7] "Suffer the Little Children" | ダニエル・ミナハン | エリザベス・サーノフ | 2004年5月9日 | 99752 |
| 9 | 9 | "臨時政府"[7] "No Other Sons or Daughters" | エド・ビアンキ | ジョージ・パットナム | 2004年5月16日 | 99753 |
| 10 | 10 | "ウーとの約束"[7] "Mister Wu" | ダニエル・ミナハン | ブライアン・マクドナルド | 2004年5月23日 | 99754 |
| 11 | 11 | "自由に歩くための靴"[7] "Jewel's Boot Is Made for Walking" | スティーヴ・シル | リッキー・ジェイ | 2004年6月6日 | 99755 |
| 12 | 12 | "罪の下に"[7] "Sold Under Sin" | デイビス・グッゲンハイム | テッド・マン | 2004年6月13日 | 99756 |
第2シーズン（2005年）
編集| № | # | タイトル | 監督 | 脚本 | 放送日 | プロダクション コード |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 13 | 1 | "密会 （前編）"[8] "A Lie Agreed Upon (Part I)" | エド・ビアンキ | デヴィッド・ミルチ | 2005年3月6日 | 99757 |
| 14 | 2 | "密会 （後編）"[8] "A Lie Agreed Upon (Part II)" | エド・ビアンキ | ジョディ・ワース | 2005年3月13日 | 99758 |
| 15 | 3 | "狙われた町"[8] "New Money" | スティーヴ・シル | エリザベス・サーノフ | 2005年3月20日 | 99759 |
| 16 | 4 | "うわさ"[8] "Requiem for a Gleet" | アラン・テイラー | テッド・マン | 2005年3月27日 | 99760 |
| 17 | 5 | "通達"[8] "Complications" | グレッグ・フィーンバーグ | ヴィクトリア・モロー | 2005年4月3日 | 99761 |
| 18 | 6 | "快楽の代償"[8] "Something Very Expensive" | スティーヴ・シル | スティーヴ・シル | 2005年4月10日 | 99762 |
| 19 | 7 | "制裁"[8] "E.B. Was Left Out" | マイケル・アルメレイダ | ジョディ・ワース | 2005年4月17日 | 99763 |
| 20 | 8 | "プロポーズ"[8] "Childish Things" | ティモシー・ヴァン・パタン | レジーナ・コッラド | 2005年4月24日 | 99764 |
| 21 | 9 | "併合か 独立か"[8] "Amalgamation and Capital" | エド・ビアンキ | エリザベス・サーノフ | 2005年5月1日 | 99765 |
| 22 | 10 | "祈り"[8] "Advances, None Miraculous" | ダニエル・ミナハン | サラ・ヘス | 2005年5月8日 | 99766 |
| 23 | 11 | "別れのとき"[8] "The Whores Can Come" | グレッグ・フィーンバーグ | ブライアン・マクドナルド | 2005年5月15日 | 99767 |
| 24 | 12 | "血にまみれた門出"[8] "Boy-the-Earth-Talks-To" | エド・ビアンキ | テッド・マン | 2005年5月22日 | 99768 |
第3シーズン（2006年）
編集| № | # | タイトル | 監督 | 脚本 | 放送日 | プロダクション コード |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 25 | 1 | "戦いの始まり"[9] "Tell Your God to Ready for Blood" | マーク・ティンカー | デヴィッド・ミルチ & テッド・マン | 2006年6月11日 | 99769 |
| 26 | 2 | "ハーストの攻撃"[9] "I Am Not the Fine Man You Take Me For" | ダン・アティアス | デヴィッド・ミルチ & レジーナ・コッラド | 2006年6月18日 | 99770 |
| 27 | 3 | "新勢力"[9] "True Colors" | グレッグ・フィーンバーグ | レジーナ・コッラド & テッド・マン | 2006年6月25日 | 99771 |
| 28 | 4 | "信頼と憎悪"[9] "Full Faith and Credit" | エド・ビアンキ | テッド・マン | 2006年7月2日 | 99772 |
| 29 | 5 | "生死を賭けた戦い"[9] "A Two-Headed Beast" | ダニエル・ミナハン | デヴィッド・ミルチ | 2006年7月9日 | 99773 |
| 30 | 6 | "嵐の前触れ"[9] "A Rich Find" | ティム・ハンター | アリックス・ランバート | 2006年7月16日 | 99774 |
| 31 | 7 | "呼び寄せられた殺し屋"[9] "Unauthorized Cinnamon" | マーク・ティンカー | レジーナ・コッラド | 2006年7月23日 | 99775 |
| 32 | 8 | "ワイアット･アープ"[9] "Leviathan Smiles" | エド・ビアンキ | ケム・ナン | 2006年7月30日 | 99776 |
| 33 | 9 | "不穏な空気"[9] "Amateur Night" | アダム・デヴィッドソン | ニック・タウン & ザック・ウェドン | 2006年8月6日 | 99777 |
| 34 | 10 | "おとり作戦"[9] "A Constant Throb" | マーク・ティンカー | W・アール・ブラウン | 2006年8月13日 | 99778 |
| 35 | 11 | "次なる犠牲者"[9] "The Catbird Seat" | グレッグ・フィーンバーグ | バーナデット・マクナマラ | 2006年8月20日 | 99779 |
| 36 | 12 | "最終決戦"[9] "Tell Him Something Pretty" | マーク・ティンカー | テッド・マン | 2006年8月27日 | 99780 |
参考文献
編集- ^ “How do they make them shows on the teevee?”. デヴィッド・ミルチ. 2008年7月26日閲覧。
- ^ Singer, Mark (2005年2月14日). “The Misfit”. The New Yorker. 2008年7月18日閲覧。
- ^ “Deadwood (HBO) – Reviews from Metacritic”. Metacritic. 2008年2月18日閲覧。
- ^ Roush, Matt (June 3, 2013). "Cancelled Too Soon". TV Guide. pp. 20 and 21
- ^ Chicago Tribune: The saga of 'Deadwood' takes another turn
- ^ Porter, Rick (July 11, 2008 ). "'Deadwood' Is Well and Truly Dead – HBO says chances are 'slim to none' for wrap-up movies". Zap2it
- ^ a b c d e f g h i j k l “デッドウッド ～銃とSEXとワイルドタウン シーズン1”. http://tv.foxjapan.com. 2013年8月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “デッドウッド ～銃とSEXとワイルドタウン シーズン2”. http://tv.foxjapan.com. 2013年8月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “デッドウッド ～銃とSEXとワイルドタウン シーズン3”. http://tv.foxjapan.com. 2013年8月19日閲覧。