デイトナ (企業)
企業
株式会社デイトナは、静岡県周智郡森町に本社を置くオートバイのカスタムパーツメーカーである。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒437-0226 静岡県周智郡森町一宮4805 |
設立 | 1972年4月1日 |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 3080401017525 |
事業内容 |
自動二輪車用部品・用品の企画・開発・販売 バイクガレージ販売 電動アシスト自転車の開発・販売 太陽光発電 除雪機の開発・販売 |
代表者 | 代表取締役社長 織田 哲司 |
資本金 | 4億1,245万6000円 |
発行済株式総数 | 360万4600株 |
売上高 |
連結:86億656万2000円 単体:50億2145万9000円 (2020年3月末日現在) |
経常利益 |
連結:7億517万5000円 単体:5億834万1000円 (2020年3月末日現在) |
純利益 |
連結:4億5823万6000円 単体:3億4934万5000円 (2020年3月末日現在) |
純資産 |
連結:3億5006万2000円 単体:28億4881万2000円 (2020年3月末日現在) |
総資産 |
連結:67億6189万6000円 単体:44億1817万4000円 (2020年3月末日現在) |
従業員数 |
連結:189人、単体:81人 (2020年3月末日現在) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 三優監査法人 |
主要株主 |
有限会社エービーイー(32.13%) 株式会社ディーエフ(9.97%) 株式会社コシダテック(5.8%) |
主要子会社 |
株式会社ライダーズ・サポート・カンパニー 株式会社ダートフリーク |
外部リンク | www.daytona.co.jp |
概要
編集株式会社デイトナは、静岡県周智郡森町に本社を置くオートバイのアフターパーツメーカーである。 毎年、アメリカ・フロリダ州デイトナ・ビーチで行われるバイクの祭典「デイトナウィーク」を創業者「阿部久夫(ヘンリー阿部)」が初めて目にしたのは1970年のこと。その壮大さと自由さに驚き、感動したことが、『デイトナ』を社名にした由来。近年はオートバイパーツだけでなく、除雪機、耕運機、電動アシスト自転車などの企画、開発、販売も行っている。
所在地
編集静岡県周智郡森町一宮4805
沿革
編集1970年代
編集- 1972年(昭和47年)
- 4月 - 二輪車用品の輸出入を事業目的として、大阪市東住吉区に阿部商事株式会社(資本金100万円)を設立。
- 1974年(昭和49年)
- 6月 - ブランド名「デイトナ」の使用を開始。
- 1975年(昭和50年)
- 1月 - アルミ合金製セブンスターキャストホイールの国内販売開始。
- 1976年(昭和51年)
- 11月 - 本社を静岡県磐田市岩井2126番地の2に移転。
- 1979年(昭和54年)
- 8月 - アメリカンタイプモデル用オリジナルパーツの開発、国内販売開始。
1980年代
編集- 1980年(昭和55年)
- 6月 - オリジナルパーツの委託生産を台湾で開始。国内販売の強化をはかるため国内販売部門を設置。
- 1981年(昭和56年)
- 2月 - 国内向け商品カタログ「デイトナカタログ」を創刊、以後、毎年発行を続けている。
- 1982年(昭和57年)
- 3月 - スタビライザー、ステアリングダンパーを開発・販売開始。
- 1983年(昭和58年)
- 1月 - 国内販売店向け新商品情報誌「LOVELETTER」創刊。創刊以降、以後、毎年発行を続けている。
- 1984年(昭和59年)
- 2月 - 主力モデルのディスクブレーキ用ブレーキパッドを開発・販売開始。
- 1985年(昭和60年)
- 7月 - 商号を株式会社デイトナに変更し、本社を静岡県磐田市岩井1836番地に移転。
- 1986年(昭和61年)
- 11月 - 50cc用パーツブランド「デイトナミニ」を開発・販売開始。また「TEAM DAYTONA」としてレース活動を開始。
- 1987年(昭和62年)
- 2月 - 二輪車用品(アクセサリー等)として、小物・便利グッズ用ブランド「デイトナギヤー」を開発・販売開始。
- 1988年(昭和63年)
- 1月 - 本社敷地内に地上3階地下1階の新棟を建設。
- 1989年(平成1年)
- 10月 - 有限会社久悦を吸収合併。
- 12月 - 業界団体「全国二輪車用品連合会 (JMCA)」が発足、理事会社に就任。
1990年代
編集- 1990年(平成2年)
- 7月 - 資本金を78,750千円に増資。
- 12月 - 資本金を97,500千円に増資。
- 1991年(平成3年)
- 1月 - 商品管理、配送業務の合理化のため静岡県浜松市高丘町に物流センターを設置。
- 11月 - 資本金を122,500千円に増資。
- 1992年(平成4年)
- 3月 - 二輪車用品の小売事業を目的として子会社株式会社ライコ(100%出資)を千葉県東葛飾郡沼南町に設立。
- 4月 - 株式会社デイトナ東京を吸収合併。これに伴い資本金を143,500千円に増資。
- 1993年(平成5年)
- 3月 - 二輪車用品店として国内最大規模(売場面積550坪)の1号店「ライコランド千葉店」が子会社・株式会社ライコにより営業開始。また、四輪車専用ブランド「DCUATRO(ディーキャトロ)」商標を使用開始し、四輪車用品市場に新規参入。
- 1994年(平成6年)
- 4月 - 物流センターを袋井市堀越に移転。
- 1995年(平成7年)
- 6月 - 大手二輪メーカー向けOEMパーツの開発・出荷開始。同月、資本金を214,017千円に増資。
- 7月 - レース活動では、全日本ロードレース選手権SUGO大会GP250クラスで、チームデイトナ・宮崎敦選手のアプリリアRSV250Rがワークスマシンをおさえて初優勝。
- 1996年(平成8年)
- 1月 - 前年の車検制度の改正により、カスタム車両も世に認められてきたことを記念して総額1,000万円プレゼントキャンペーンを実施。
- 1997年(平成9年)
- 2月 - 東南アジア市場開拓を目的としてシンガポールに駐在事務所を開設。
- 6月 - 英国BSAリーガル社で生産した二輪車の輸入販売を開始。
- 7月 - ホームページを開設。
- 10月 - 株式を店頭市場 (JASDAQ) に公開し、資本金を266,017千円に増資。
- 1998年(平成10年)
- 4月 - 子会社「株式会社ライコ」が2号店「ライコランド埼玉店」をオープン。
- 7月 - 静岡県周智郡森町に物流センター、商品開発および事務所統合のため土地を取得(試走路を含む約29.5千坪)。
- 1999年(平成11年)
- 2月 - 経営組織をグループ制に改組。
- 3月 - 販売店からの注文をインターネット経由で自動処理する「インターネット受発注システム」を稼動。 また同月、四輪車用ダウンサスペンションスプリングΣβ180で業界初、乗り心地保証制度を開始。
- 8月 - 物流センターを静岡県袋井市木原に仮移転。「デイトナ友の会」を発足し、バイク盗難補償制度をスタート。
2000年代
編集- 2000年(平成12年)
- 1月 - 静岡県周智郡森町の造成工事が完了し、新社屋建設工事が本格的に開始。
- 3月 - レース活動復帰。チームMOTOREX・DAYTONAとして全日本ロードレース大会GP250ccクラス参戦。
- 4月 - 新社屋敷地内に全周750(外周550m)のアスファルト敷きロードコースが完成(デイトナテストコース)。
- 6月 - 新社屋敷地内に東海地区唯一の外周160mの本格的ダートコース「MORIMACHI SLIDE PARK」完成。
- 12月 - 静岡県周智郡森町一宮4805番地に新社屋完成。物流センターとマフラー工場を先駆けて移転し、新社屋で稼動を開始。
- 2001年(平成13年)
- 1月 - 本社事務所を新社屋に移転。物流、企画開発、製造、情報発信という全ての機能が新社屋に集約される。
- 3月 - デイトナ創立30周年に合わせ、新社屋で祝賀行事を行った。
- 2002年(平成14年)
- 4月 - チームMOTOREX・DAYTONA が、SKYY VODKA GRAND PRIX OF JAPANで世界戦にて初優勝。
- 2003年(平成15年)
- 2月 - 子会社が合併(株式会社アール・エス・シーと株式会社ライコ)し、商号を株式会社ライダーズ・サポート・カンパニーに変更。
- 3月 - 鈴木紳一郎が代表取締役副社長就任。次いで株式会社オートバックスセブンとの資本業務提携を発表。
- 6月 - 株主優待制度を新設(森町特産品)。
- 2004年(平成16年)
- 7月 - 4輪レーシングブランド「SPARCO」のオートバイ用ライディングウェアやネオプレングラブ「RIDEMITT」等の取り扱いを開始し、パーツ以外の用品を拡充。
- 2005年(平成17年)
- 3月 - 創業者の阿部久夫が代表取締役会長に、副社長の鈴木紳一郎が代表取締役社長に就任。これに合わせて海外事業部を二輪事業部と統合。
- 2006年(平成18年)
- 4月 - ライコランドの商標権を株式会社オートバックスセブンに譲渡。
- 6月 - 子会社ライダーズ・サポート・カンパニーが4号店となる環八蒲田店をオープン。
- 10月 - オリジナルウェアブランド「Henlybegins」を立ち上げ。
- 2007年(平成19年)
- 3月 - 代表取締役会長、阿部久夫が退任。子会社ライダーズ・サポート・カンパニーが5号店となる千葉湾岸店をオープン。
- 4月 - 子会社「PT.DAYTONA AZIA」をインドネシアのジャカルタに設立。
- 2008年(平成20年)
- 1月 - 国内事業部と海外事業部の2事業部体制に組織を変更。
- 3月 - 四輪事業から撤退し、「DCUATRO(ディーキャトロ)」営業権を株式会社プロトへ譲渡。
- 12月 - 株式会社デイトナ台湾支店を設立。
- 2009年(平成21年)
- 11月 - 第1回目の「静岡・森町 茶ミーティング」を開催。
2010年代
編集- 2010年(平成22年)
- 3月 - 監査役会及び会計監査人を設置。
- 4月 - ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併により、大阪証券取引所 (JASDAQ市場) に株式を上場。
- 7月 - (株)オートバックスセブンとの資本/業務提携を解消し、新たに(株)コシダテックと資本/業務提携を締結。
- 10月 - 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場および同取引所NEO市場の各市場統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
- 2011年(平成21年)
- デイトナ創立40周年を迎えた。
- 2012年(平成24年)
- 4月 - 子会社ライダーズ・サポート・カンパニーがライコランド多摩店を移転。
- 7月 - ライダーズ・サポート・カンパニーが、バイシクルステージ柏店をオープン。
- 11月 - 新規事業として、太陽光発電事業を開始。
- 2013年(平成25年)
- 2月 - 子会社ライダーズ・サポート・カンパニーがアップガレージライダース武蔵村山店と埼玉上尾店をオープン。
- 3月 - トライアンフ柏店、アップガレージライダース柏店をオープン。
- 4月 - イタリアのヘルメットブランド「NOLAN」の取り扱いを開始。
- 7月 - 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
- 2014年(平成26年)
- 1月 - 本社敷地内に500kwの太陽光発電システムを増設。
- 2月 - 「デイトナモーターサイクルガレージ」の取り扱いを開始。
- 3月 - イタリアのチェーンメーカー「REGINA」の取り扱いを開始。
- 2015年(平成27年)
- 4月 - Kodak 360°カメラの取り扱いを開始。
- 8月 - オリジナル電動機付き自転車「DE01」の販売を開始。
- 2016年(平成28年)
- 1月 - ドイツのKEDO社パーツを一部取り扱い開始。
- 2月 - グループ企業「バイシクルステージ」を閉店。
- 3月 - 代表取締役社長に織田哲司が就任。これに伴い鈴木紳一郎が代表取締役会長に就任。
- 8月 - 沼津市足高に建設した500kwの太陽光システムが稼働開始。
- 2017年(平成29年)
- 10月 - 株式会社ダートフリーク及び株式会社プラスの全株式を取得し完全子会社化。
- 6月 - デイトナ公式ウェブサイトをリニューアル公開。
- 2018年(平成30年)
- 4月 - デイトナ公式スマートフォン向けアプリを立ち上げ。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 7月 - 連結子会社株式会社ダートフリーク及び連結子会社株式会社プラスについて、株式会社ダートフリークを存続会社とする吸収合併を実施したため、株式会社プラスは消滅。
2020年代
編集関連会社
編集取り扱い海外ブランド
編集オリジナルブランド
編集- Henlybegins(ヘンリービギンズ) - Henly(ヘンリー)は、創業者・阿部久夫がアメリカで働いていたときの愛称「ヘンリー阿部」から命名した。
- デイトナモーターサイクルガレージ
- Daytona PotteringBike
- デイトナ耕運機
- デイトナ除雪機