ディーウ
インドの島
(ディーウ島から転送)
ディーウ(દીવ, दीव, Diu)は、インドの西部、グジャラート州のアラビア海に突出するカーティヤーワール半島の南端に位置する小島。面積は38.5km2、人口は約23,000人。
行政区画としては、同じくポルトガル植民地だった3地域と共に、インドの連邦直轄領のダードラー・ナガル・ハヴェーリーおよびダマン・ディーウ連邦直轄領を構成している。
歴史
編集ポルトガル領
編集→詳細は「pt:Anexo:Lista de governadores, capitães e castelões de Diu」および「en:Portuguese–Mamluk naval war」を参照
1509年ポルトガルの艦隊がグジャラート・スルターン朝、マムルーク朝(エジプト)、オスマン帝国の連合艦隊とディーウ沖の海戦の末、これを打ち破り、インド洋の制海権を手にいれた。1535年にバハードゥル・シャーがムガル帝国の脅威から防衛する為にポルトガルと同盟し、ポルトガルはディーウに要塞(ディーウ城)を建設した。1538年、ディーウ包囲戦。1546年、第二次ディーウ包囲戦 。1554年にはポルトガルがグジャラート・スルターン朝(ムザッファル・シャーヒー朝)からディーウ島の統治権を手にいれディーウはポルトガル領となった。
1961年にインドに返還されるまではポルトガルの飛び地領土、ポルトガル領インドの一部だった。ポルトガル植民地時代の建造物が幾つか残っている。
インド連邦直轄地
編集1961年にインド軍の侵攻により、ディーウはインドの支配下におかれた。1962年3月16日の併合宣言後、ゴア、ダマンおよびディーウ連邦直轄領(1962年 - 1987年)、ダマン・ディーウ連邦直轄領(1987年 - 2020年)、ダードラー・ナガル・ハヴェーリーおよびダマン・ディーウ連邦直轄領(2020年以降)の構成体として、現在に至る[1]。
脚注
編集- ^ “States of India since 1947/Dadra and Nagar Haveli and Daman and Diu”. worldstatemen.org. 2021年1月8日閲覧。
外部リンク
編集- 世界飛び地領土研究会―ディウ - ウェイバックマシン(2005年1月19日アーカイブ分)
座標: 北緯20度42分53.99秒 東経70度59分03.69秒 / 北緯20.7149972度 東経70.9843583度