テ・マツア・ナヘレ
テ・マツア・ナヘレ (Te Matua Ngahere) はニュージーランド北島のワイポウア森林保護区 にあるカウリAgathis australis の巨木である。
「テ・マツア・ナヘレ」はマオリ語で「森の父」を意味する。体積と樹高は近くに立つタネ・マフタに及ばないが、幹周りはこれを凌ぐ16mの太さがある。これはおそらく南半球で最も太い樹木であろうと言われている。樹齢は定かではないが、2000年近いと推測されている。タネ・マフタと同様、この樹はかつてオークランド半島に広がっていた亜熱帯雨林の木々の残りである。テ・マツア・ナヘレ詳細なサイズは以下の通り[1]。
幹周り | 16.41 m |
幹の高さ | 10.21 m |
樹高 | 29.9 m |
体積 | 208.1 m3 |
この頑健なるフロラの象徴は、2007年7月に北島を襲った強烈な冬の嵐によって、大枝の1つが折れるという深刻な損傷を受けた[2]。このダメージにより、樹の寿命は300年ほど縮まってしまっただろうと言われている。
参考文献
編集- ^ Te Matua Ngahere Walk, Department of Conservation
- ^ Storm takes heart of forest king, New Zealand Herald, Friday July 13 2007