テレンス・ハワード(Terrence Howard, 1969年3月11日 - )はアメリカ合衆国俳優

テレンス・ハワード
Terrence Howard
Terrence Howard
2015年撮影
本名 Terrence Dashon Howard
別名義 テレンス・D・ハワード
テレンス・ダッション・ハワード
生年月日 (1969-03-11) 1969年3月11日(55歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
身長 184 cm
職業 俳優
ジャンル 映画・テレビ
配偶者 ローリー・マッコマス (1989 - 2003, 2005 - 2008)
ミシェル・ゲント (2010 - 2011)
ミラ・パーク (2013 - 2015)
主な作品
映画
Ray/レイ
クラッシュ
ハッスル&フロウ
アイアンマン
プリズナーズ
テレビドラマ
『Empire 成功の代償』
受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞
ニュー・ジェネレーション賞
2005年ハッスル&フロウ
放送映画批評家協会賞
歌曲賞
2005年ハッスル&フロウ
アンサンブル演技賞
2005年クラッシュ
全米映画俳優組合賞
キャスト賞
2005年『クラッシュ』
その他の賞
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プロフィール

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来歴

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共にアフリカ系アメリカ人白人の混血の両親から生まれ、イリノイ州シカゴで生まれ、オハイオ州クリーブランドで育った。

祖母がニューヨークで舞台女優をしていた[1][2]ので、演じることに興味はあったが、18歳でニューヨークに移り[3]、学位を修めた後は化学分野に進むつもりであった[1]が、その前にオーディションに合格して『コスビー・ショー』に出演するようになる[3]。1995年の『陽のあたる教室』で本格的に映画デビュー。

ピアノギターも演奏し、『Ray/レイ』ではジェイミー・フォックスと共にその技術を披露している。

2005年の『ハッスル&フロウ』でアカデミー賞ゴールデングローブ賞にもノミネートされた。

2008年コミックで自らもファンであった『アイアンマン』で主人公トニーの親友である「ローディ」ことジェームズ・ローズ中佐を演じ、次回作『アイアンマン2』にも同役で出演に意欲を見せていたが、本人が関与しない所で本作を制作したマーベルコミック側とエージェントとの間で出演に関する金銭的なトラブルがあり、代役にテレンスの友人でもあるドン・チードルが抜擢された。

2015年、スパイクテレビ主催のガイズ・チョイス・アワードで司会を務めたほか、「モスト・デンジャラス・マン(最も危険な男)」賞を受賞 [4]

私生活

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学生時代に出会ったローリー・マッコマスと1989年に結婚し、 娘が二人と息子が一人いる。2001年9月、当時2年以上別居中だったローリーの家に押し掛け、拳で顔を2発殴ったとして現行犯逮捕されている[5]。その後、2003年に一度離婚し、2005年に再婚したがすぐに離婚している。

2009年5月にズライ・エナオと婚約するが、2010年1月に解消[6]。その後すぐにミシェル・ゲントと結婚するが、2011年2月に離婚を申請した[7]。離婚の原因がハワードの暴力と脅迫にあるとゲントが証言したため、ハワードの評判が落ちて仕事が減ったとハワードの弁護士は語っている[8]

2013年10月にレストラン経営者のミラ・パークと結婚し、2015年6月にミラとの間に第1子となる男児クウィリンが誕生したものの、同年7月に離婚が成立した[9]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1995 ダーク・ストリート 〜仮面の下の憎しみ〜
Dead Presidents
カウボーイ
陽のあたる教室
Mr. Holland's Opus
ルイス・ラス
1996 ザ・コーチ/勝利のダンク
Sunset Park
スペースマン
ジョンズ
Johns
ジミー・ザ・ワーロック
1997 Double Tap ユリシーズ
1998 Butter デクスター・バンクス
スパーク 見えない境界線
Spark
ブライアン
ザ・プレイヤーズ
The Players Club
K.C.
1999 Valerie Flake ヒッチハイカー
完全犯罪
Best Laid Plans
ジミー
ベストマン
The Best Man
クエンティン
2000 ビッグママ・ハウス
Big Momma's House
レスター・ヴェスコ
Love Beat the Hell Outta Me クリス
モハメド・アリ KING OF THE WORLD
King Of The World
カシウス・クレイ
2001 ボイコット/キング牧師の闘い
Boycott
ラルフ・アバーナシー
エンジェル・アイズ
Angel Eyes
ロビー
セックス調査団
Investigating Sex
ロレンツ
グリッター きらめきの向こうに
Glitter
ティモシー・ウォーカー
2002 ジャスティス
Hart's War
リンカーン・A・スコット少尉
2003 バイカーボーイズ
Biker Boyz
チュチュ
Love Chronicles T-Roy
2004 クラッシュ
Crash
キャメロン ブラック・リール・アワード 助演男優賞受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー ブレイクスルー男優賞受賞
全米映画俳優組合賞キャスト賞受賞
Ray/レイ
Ray
ゴッシー・マッキー
2005 The Salon パトリック
ハッスル&フロウ
Hustle & Flow
Dジェイ BETアワード男優賞受賞
ブラック・リール・アワード 主演男優賞受賞
彼らの目は神を見ていた
Their Eyes Were Watching God
Amos Hicks
フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い
Four Brothers
グリーン警部
Animal ダリウス・アレン
ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン
Get Rich or Die Tryin'
バマ
2006 アイドルワイルド
Idlewild
トランピー
2007 Pride ジム
アウェイク
Awake
ジャック・ハーパー医師
ブレイブ ワン
The Brave One
ショーン・マーサー刑事
ハンティング・パーティ
The Hunting Party
ダック
奇跡のシンフォニー
August Rush
リチャード・ジェフリーズ
The Perfect Holiday Bah Humbug
2008 アイアンマン
Iron Man
ジェームズ・“ローディ”・ローズ
2009 アルティメット・ファイター
Fighting
ハーヴィー
プリンセスと魔法のキス
The Princess and the Frog
ジェームズ 長編アニメ、声の出演
2011 Little Murder ドラッグ
ザ・レッジ -12時の死刑台-
The Ledge
ホリス
Winnie ネルソン・マンデラ
2012 Red Tails A・J・ブラード大佐
オン・ザ・ロード
On the Road
ウォルター
2012 ランナウェイ/逃亡者
The Company You Keep
コーネリアス捜査官
2013 ムービー43
Movie 43
ジャクソン・コーチ 「勝利の栄光」に出演
デッドマン・ダウン
Dead Man Down
アルフォンス・フォイト
プリズナーズ
Prisoners
フランキン・バーチ
最高の贈りもの
The Best Man Holiday
クエンティン
Lullaby
大統領の執事の涙
Lee Daniels' The Butler
ハワード
2014 サボタージュ
Sabotage
ジュリウス・“シュガー”・エドモンズ
ヴィンセントが教えてくれたこと
St. Vincent
ズッコ
2016 デッド・オア・ラン
Term Life
保安官
2019 ガリー
Gully
ミスター・クリスマス
2024 シャーリー・チザム
Shirley
アーサー・ハードウィック・Jr.

テレビシリーズ

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放映年 邦題
原題
役名 備考
1998-1999 NYPDブルー
NYPD Blue
AJ / Lonnie 計2話出演
2002 ファストレーン
Fastlane
アルトン・ホワイト 第4話「シングス・ダン・チェンジド」
2010-2011 LAW & ORDER:LA
Law & Order: Los Angeles
ジョナ・デッカー 計16話出演
2011 LAW & ORDER:性犯罪特捜班
Law & Order: Special Victims Unit
ジョナ・デッカー 第12シーズン第21話「遺恨」
2012 HAWAII FIVE-0
Hawaii Five-0
ビリー 第3シーズン第6話「ある一日」
2015 ウェイワード・パインズ 出口のない街
Wayward Pines
アーノルド・ポープ保安官 計4話出演
2015- Empire 成功の代償
Empire
ルシウス・ライオン 主演
2017 フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ
Philip K. Dick's Electric Dreams
ジョージ 『真生活』出演

出典

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  1. ^ a b Cohen, Sandy (2007年3月22日). “Terrence Howard tries on more leading roles, a music career”. Akron Beacon Journal. オリジナルの2007年10月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20071012214005/http://ohio.com/mld/ohio/entertainment/gossip/16949741.htm 2007年3月22日閲覧。 
  2. ^ Haynes, Monica (September 27, 2008). “Obituary: Anita Williams / Mother of actor, recruiter at Pitt”. Pittsburgh Post-Gazette. http://www.post-gazette.com/pg/08271/915577-122.stm 
  3. ^ a b Koltnow, Barry (2007年3月22日). “A star emerges: Terrence Howard is finally in the spotlight”. PopMatters. http://www.popmatters.com/pm/news/article/32126/a-star-emerges-terrence-howard-is-finally-in-the-spotlight/ 2007年3月22日閲覧。 
  4. ^ 「今年最高の男」賞に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラット!”. シネマトゥデイ (2015年6月9日). 2015年6月10日閲覧。
  5. ^ “テレンス・ハワード、過去のDV歴が明るみに”. 映画.com. (2009年2月19日). https://eiga.com/news/20090219/7/ 2012年7月2日閲覧。 
  6. ^ “『アイアンマン』のテレンス・ハワード、婚約を解消”. シネマトゥデイ. (2010年1月12日). https://www.cinematoday.jp/news/N0021770 2012年7月2日閲覧。 
  7. ^ “『アイアンマン』のテレンス・ハワード、離婚手続き中の妻を殺すと脅迫?妻が接近禁止令を取得”. シネマトゥデイ. (2011年12月7日). https://www.cinematoday.jp/news/N0037633 2012年7月2日閲覧。 
  8. ^ “離婚手続き中のテレンス・ハワード 別居中の妻に生活費として約400万円の支払命令”. シネマトゥデイ. (2012年2月22日). https://www.cinematoday.jp/news/N0039635 2012年7月2日閲覧。 
  9. ^ 『Empire 成功の代償』テレンス・ハワード、7月に離婚していた!”. 海外ドラマNAVI (2015年8月21日). 2023年12月22日閲覧。

外部リンク

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