テレスコピック
概要
編集望遠鏡で風景を拡大することを意味する「テレスコーピング(英: Telescoping)」が転じて作られた言葉で、携帯式の望遠鏡のように、直径の異なる筒を重ね合わせたものを引き出す、もしくは収納することにより、全長を変えることのできる機構のことである。
移動式クレーンなどの重機の多段ブーム機構や、おもに携帯型のラジオやテレビのアンテナ、オートバイのフロントフォーク(テレスコピックフォーク)、自動車のショックアブソーバー(ダンパー)や前後の位置調節が可能なステアリングコラム(テレスコピック機能)、振出式の釣り竿などに、この構造が見られる。
また、銃器の銃床で、この構造を用いて長さを変えることのできるものを「テレスコピック・ストック(英: telescopic stock)」と呼び、アメリカのM16アサルトサイフルの短縮型やM4カービンに用いられているものが代表例である。