テュベテイカ
中央アジアの民族衣装
テュベテイカ (ラテン文字:Tubeteika, Tübätäy、チュベテイカとも表記される[1]) は中央アジアで造られている伝統的な帽子である。現代においてはタジキスタン、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンなどに住むテュルク系民族が伝統衣装として身に付ける事が多い。また、ロシア内でもムスリムの多い地域 (タタールを含む) では衣装として使用されている。テュベテイカはユルトと並び、中央アジアの遊牧民文化を代表する文物であると考えられている。テュベテイカはウズベキスタンではドゥッピもしくはカルパクと呼ばれて応用美術の一分野とみなされており、伝統民族衣装において重要な役割を果たしている[2]。1940から1950年代にかけて、民族と宗教に関わらず、テュベテイカはソ連全国の子供達の間で人気があった。
各言語の呼び名
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ウイグル人のドッパ
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カザフ人のタキヤ
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クリミア・タタール人のテュベテイカ
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キルギス人のトプー
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トルクメン人のタヒヤ
脚注
編集- ^ 中嶋善輝 (2008年). “トゥヴァ語・日本語小辞典”. 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. 2013年5月6日閲覧。
- ^ Rustam Mizaev. “The Tubeteika Suits Everybody”. 2013年5月6日閲覧。
外部リンク
編集- テュベテイカの天使(1968年) カザフ国立大学東洋学部日本学科