テオドール・ヘンドリック・ファン・デ・フェルデ
テオドール・ヘンドリック・ファン・デ・フェルデ(Theodor Hendrik van de Velde、1873年 - 1937年)は、オランダの婦人科医。『完全なる結婚』を著した[1]。
経歴
編集ハールレムで軍人の父親の下に生まれ、1899年に医学博士の学位を取得した[2]。同年に3歳上のヘンリエッタと結婚したが、1909年に患者で8歳下のマルタ・ブレイテンステイン・フーグランドと恋に落ちた。この関係は周囲からも非難され、テオドールとマルタはヨーロッパ各地を転々とした。1913年にヘンリエッタと正式に離婚し、その5日後にギリシャのコルフ島でマルタと結婚した。その後、スイスのロカルノ近郊に移り住んだ[3]。
人物
編集『結婚愛』を書いたマリー・ストープスをライバル視しており、再三彼女に言及した。『完全なる結婚』を書いた目的の一つは、『結婚愛』よりも優れた結婚入門書を書くことだった[4]。
出典
編集- ^ “ファンデベルデとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年6月2日閲覧。
- ^ ファン・デ・フェルデ 1982, p. 393.
- ^ ファン・デ・フェルデ 1982, p. 394.
- ^ ファン・デ・フェルデ 1982, pp. 395–396.
参考文献
編集- テオドール・ヘンドリック・ファン・デ・フェルデ 安田一郎訳 (1982). 完全なる結婚. 河出書房新社. ISBN 978-4309470191