ティアスタジオ
かつて存在した日本のアニメスタジオ
ティアスタジオは、かつて存在した日本のアニメスタジオ。株式会社ネクストバッターズサークルによって設立され、東京都杉並区と宮城県仙台市にスタジオを置いていた。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒166-0015 東京都杉並区成田東4丁目36番15号 杉並工場協会ビル6階 |
設立 | 2013年3月15日 |
廃止 | |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3011401016969 |
事業内容 | アニメーション企画・制作 |
代表者 | 破産管財人 須崎利泰[1] |
資本金 | 50万円[1] |
関係する人物 | 加藤淳(前代表取締役) |
外部リンク | 公式サイト - archive |
概要
編集設立当初は、他社のアニメの制作協力を中心としていた。2018年以降、ティアスタジオのスタジオ名で元請けとしてテレビアニメ『ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王』『なんでここに先生が!?』などの作品のほか、OVA『フラグタイム』の制作なども行っていた。
しかし、その後人件費などのコスト高騰により採算割れが発生するなど資金繰りに苦しむようになり、2019年11月末以降は代表者らと連絡が取れない状態となった。またSNS上では、同社で仕事を担当したアニメーターから「報酬未払い」の告発が相次いだ[2]。
同年12月13日に事業を停止、同年12月27日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた。負債総額は約1億9100万円。この内、アニメーター129名に対する労働債権が約4700万円となっている[1][3]。
「フラグタイム」製作委員会は、破産手続開始決定当日に、制作費を受領していない関係者を対象に相談窓口を設置した[4]。
ネクストバッターズサークルは、2020年8月26日に法人格が消滅した。
作品
編集テレビアニメ
編集開始年 | 放送期間 | タイトル | 監督 | アニメーション プロデューサー |
共同制作 |
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2018年 | 7月 - 9月 | ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王 | 菅沼栄治 | 工藤博 | アスリード |
2019年 | 4月 - 6月 | なんでここに先生が!? | 金子ひらく(総) 所俊克 |
石井ひとし |
劇場アニメ
編集- 劇場版 王室教師ハイネ(2019年)
OVA
編集- フラグタイム(2019年、共同制作:イーストフィッシュスタジオ)
制作協力
編集- ラブ米 -WE LOVE RICE-(第2期、2017年)
脚注
編集- ^ a b c “『ラブ米二期作』『なんでここに先生が!?』などのアニメ作品を制作 「ティアスタジオ」運営会社が破産”. LINE NEWS (2020年1月8日). 2024年4月25日閲覧。
- ^ 劇場公開中のアニメ「フラグタイム」制作会社が未払いの疑い 公式サイト「代表と連絡が取れない」ねとらぼ 2019年12月10日
- ^ (株)ネクストバッターズサークル - 東京商工リサーチ(2019年12月16日付)
- ^ ティアスタジオ(株式会社ネクストバッターズサークル)の経営破綻に伴う、制作費に関する問合せ窓口の設置についてフラグタイムアニメ公式サイト 2019年12月27日
外部リンク
編集- 公式サイト - archive