チーイリチー
豚またはヤギの肉と血液を炒め煮にした沖縄料理
チーイリチー、チーイリチャーは、豚またはヤギの肉や内臓と血液を炒め煮にした沖縄料理[1]。
チーは「血液」のこと。
概要
編集トゥシヌユルー(年の夜、大晦日)になると年末に屠殺した豚を解体し、保存のきかない血はすぐにチーイリチーを作り神仏に供えた[2][3]。
作り方
編集- 豚を屠畜した際に集めた血に塩と澱粉を混ぜて固め、蒸し器で蒸す。
- トーナ(カラシナ)の葉を茹でて刻む。
- 炒め鍋に豚脂を溶かし、薄切りにした豚のバラ肉を炒める。肉に火が通ったら刻みトーナを入れ、さらに豚のくず肉、そして固めた血を入れ、血がほぐれるまで十分に火を通す。
(豚肉の場合は豚の血液、ヤギ肉の場合はヤギの血液が用いられる)