チョウトンボ

トンボ科チョウトンボ属の昆虫の一種

チョウトンボ(蝶蜻蛉、紺礬[2]Rhyothemis fuliginosa英語: butterfly dragonfly)はトンボ科に属するトンボの一種である。

チョウトンボ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: トンボ目 Odonata
: トンボ科 Libellulidae
亜科 : チョウトンボ亜科 Rhyotheminae
: チョウトンボ属 Rhyothemis
: チョウトンボ R. fuliginosa
学名
Rhyothemis fuliginosa
Selys, 1883
和名
チョウトンボ
英名
butterfly dragonfly
butterfly flutterer

翅は青紫色でつけ根から先端部にかけて黒く、強い金属光沢を持つ。前翅は細長く、後翅は幅広い。腹部は細くて短い。腹長は20-25mmほど。出現期は6-9月。羽化は6月中旬ごろから始まる。朝鮮半島中国に分布し、日本では本州四国九州にかけて分布する。おもに平地から丘陵地にかけての植生豊かな池沼などで見られる。チョウのようにひらひらと飛ぶのでこの和名がついている。

チョウトンボ属は、アジア、オーストラリア、オセアニア、アフリカの熱帯から温帯にかけて約22種が分布し、日本には本種のほかにオキナワチョウトンボ、ハネナガチョウトンボ、サイジョウチョウトンボが南西諸島に生息している[3]

脚注

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  1. ^ Wilson, K. D. P. (2009). "Rhyothemis fuliginosa". IUCN Red List of Threatened Species. Version 3.1. International Union for Conservation of Nature. 2013年2月22日閲覧
  2. ^ 『難訓辞典 中山泰昌編』東京堂出版、1956年。 
  3. ^ 尾園 暁・川島逸郎・二橋 亮(2022)ネイチャーガイド 日本のトンボ 改訂版(改訂第2版)532pp. 文一総合出版