チャールズ・ベネット (物理学者)
チャールズ・ヘンリー・ベネット(英語: Charles Henry Bennett, 1943年4月7日 - )は、アメリカ合衆国の物理学者、計算機科学者。IBM ResearchのIBMフェロー。
Charles H. Bennett チャールズ・ヘンリー・ベネット | |
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生誕 |
1943年4月7日(81歳) アメリカ合衆国 ニューヨーク |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身校 |
ブランダイス大学 ハーバード大学 |
主な業績 | 量子テレポーテーション |
主な受賞歴 | ウルフ賞物理学部門(2018) |
公式サイト www | |
プロジェクト:人物伝 |
人物
編集ニューヨーク生まれ。ブランダイス大学卒業後、1970年、ハーバード大学において、誰も相手にしなかった友人の独創的なアイデアに強い関心を示したことから分子運動のコンピュータシミュレーションの研究に打ち込み[1]、Ph.D.を取得する。1972年にIBM Researchに所属してから、物理と情報の関係を研究する。
1973年、ロルフ・ランダウアー(ランダウアーの原理の提唱者)と共に、任意の計算が論理的・熱力学的に可逆な装置で実現できることを示した。さらにその計算と熱力学についての研究により、マクスウェルの悪魔についての正しい洞察を得、議論に決着を付け「悪魔を葬り去った」。2022年王立協会外国人会員選出。
受賞歴
編集- 2008年 - ハーヴェイ賞
- 2010年 - 大川賞
- 2012年 - トムソン・ロイター引用栄誉賞
- 2017年 - ICTPのディラック・メダル
- 2018年 - ウルフ賞物理学部門
- 2020年 - クロード・E・シャノン賞
- 2022年 - C&C賞
- 2023年 - 基礎物理学ブレイクスルー賞[2]、エドゥアルト・ライン財団技術賞
脚注
編集- ^ [https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC05BR80V00C23A6000000/ “量子情報の草分け 構想時から潜在力見抜く 米IBMフェロー チャールズ・H・ベネット博士”]. 日本経済新聞. (2023年6月30日) 2024年3月20日閲覧。
- ^ “Winners Of The 2023 Breakthrough Prizes In Life Sciences, Mathematics And Fundamental Physics Announced”. breakthroughprize.org (2022年9月22日). 2022年9月23日閲覧。