チャールズ・ダグラス=ヒューム (第12代ヒューム伯爵)
第12代ヒューム伯爵チャールズ・アレクサンダー・ダグラス=ヒューム(英語: Charles Alexander Douglas-Home, 12th Earl of Home KT TD、出生名チャールズ・アレクサンダー・ヒューム(Charles Alexander Home)、1834年4月11日 – 1918年4月30日)は、イギリスの貴族、政治家。1879年から1890年までベリックシャー統監を、1890年から1915年までラナークシャー統監を務めた[1]。1841年から1881年までダングラス卿の儀礼称号を使用した[1]。
生涯
編集第11代ヒューム伯爵コスパトリック・アレクサンダー・ヒュームと妻ルーシー・エリザベス(Lucy Elizabeth、旧姓モンタギュー=スコット(Montagu-Scott)、1805年11月14日 – 1877年5月15日、第2代ボートンのモンタギュー男爵ヘンリー・モンタギュー=スコットの長女)の息子として、1834年4月11日にザ・ヘイゼルで生まれた[1]。1845年から1850年までイートン・カレッジで教育を受けた後[1]、1852年7月6日にケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学、1855年にM.A.の学位を修得した[2]。
1852年2月25日、ラナークシャーの副統監に任命された[3]。
1859年2月18日にラナークシャー・ヨーマンリー連隊の大尉に任命され[4]、1866年4月10日に副隊長指揮官(Lieutenant-Colonel Commandant、軍階は中佐)に昇進した[5]。同年8月25日、名誉隊長に任命された[6]。1886年4月28日、大佐の名誉階級を与えられた[7]。1887年6月21日にヴィクトリア女王のエー=ド=カン(副官)に任命され[8]、1897年まで務めた[1]。
1879年6月23日にベリックシャー統監に任命され[9]、1890年3月4日までに辞任した後[10][11]、1890年4月18日にベリックシャーの副統監に任命された[12]。1890年2月1日にラナークシャー統監に任命され[13]、1915年10月15日までに辞任した[10][14]。
1877年に母が死去すると、「ダグラス」を姓に加えた[2]。1881年7月4日に父が死去すると、ヒューム伯爵位を継承した[1]。貴族院では保守党に属した[1]。
1892年11月22日、キャメロニアンズ (スコッティッシュ・ライフルズ)第5志願兵大隊の隊長としてボランティア・オフィサーズ・デコレーションを授与された[15]。1904年11月26日、同連隊の第3と第4志願兵大隊の名誉隊長に任命された[16]。また、Royal Company of Archersでの軍職にも就き、1907年6月24日に中尉から大尉に昇進した[17]。1899年7月3日、シッスル勲章を授与された[1]。1910年1月4日、国防義勇軍勤続章を授与された[18]。
1894年2月2日、グラスゴーの副統監に任命された[19]。
1918年4月30日にザ・ヘイゼルで死去、5月3日に埋葬された[1]。息子チャールズ・コスパトリック・アーチボルドが爵位を継承した[1]。
家族
編集1870年8月18日、マリア・グレイ(Maria Grey、1849年2月23日 – 1918年5月25日、チャールズ・コンラッド・グレイの娘)と結婚[1]、1男4女をもうけた[20][21]。
- メアリー・エリザベス・マーガレット(1871年11月12日[20] – 1951年4月21日) - 1895年9月3日、ギルフォード卿リチャード・チャールズ・ミード(Richard Charles Meade, Lord Gillford、1905年10月14日没、第4代クランウィリアム伯爵リチャード・ミードの長男)と結婚、子供あり[21]
- チャールズ・コスパトリック・アーチボルド(1873年12月29日 – 1951年7月11日) - 第13代ヒューム伯爵[21]
- ビアトリクス・ルーシー(1876年5月14日 – 1940年11月6日) - 1899年2月9日、第3代準男爵サー・ヘンリー・ハーバート・フィリップ・ダンダス(1930年2月5日没)と結婚、子供あり[20][21]
- マーガレット・ジェーン(1880年9月26日[20] – 1955年9月9日) - 1908年12月10日、第5代オーマスウェイト男爵レジナルド・ウォルシュ(1944年2月13日没)と結婚、子供あり[21]
- イソベル・シャーロット(Isobel Charlotte、1882年12月28日[20] – 1934年1月8日) - 生涯未婚[21]
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k Cokayne, George Edward; Doubleday, Herbert Arthur; Warrand, Duncan; Howard de Walden, Thomas, eds. (1926). The Complete Peerage, or a history of the House of Lords and all its members from the earliest times (Gordon to Hustpierpoint). Vol. 6 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press. p. 560.
- ^ a b "Home [post Douglas-Home], Charles Alexander Douglas, Lord Dunglass. (HM852CA)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ "No. 22604". The London Gazette (英語). 4 March 1862. p. 1250.
- ^ "No. 22233". The London Gazette (英語). 25 February 1859. p. 743.
- ^ "No. 23101". The London Gazette (英語). 13 April 1866. p. 2395.
- ^ "No. 23168". The London Gazette (英語). 28 September 1866. p. 5238.
- ^ "No. 25581". The London Gazette (英語). 27 April 1886. p. 2031.
- ^ "No. 25773". The London Gazette (英語). 5 January 1888. p. 224.
- ^ "No. 24737". The London Gazette (英語). 24 June 1879. p. 4086.
- ^ a b Sainty, John Christopher (September 2005). "Lieutenants and Lord-Lieutenants of Counties (Scotland) 1794-". Institute of Historical Research (英語). 2019年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月27日閲覧。
- ^ "No. 26030". The London Gazette (英語). 7 March 1890. p. 1268.
- ^ "No. 26043". The London Gazette (英語). 18 April 1890. p. 2278.
- ^ "No. 26020". The London Gazette (英語). 4 February 1890. p. 605.
- ^ "No. 29333". The London Gazette (英語). 19 October 1915. p. 10264.
- ^ "No. 26347". The London Gazette (英語). 22 November 1892. p. 6578.
- ^ "No. 27738". The London Gazette (英語). 25 November 1904. p. 7945.
- ^ "No. 28033". The London Gazette (英語). 25 June 1907. p. 4344.
- ^ "No. 28325". The London Gazette (英語). 1 January 1910. p. 37.
- ^ "No. 26481". The London Gazette (英語). 2 February 1894. p. 687.
- ^ a b c d e Paul, James Balfour, Sir, ed. (1907). The Scots Peerage (英語). Vol. IV. Edinburgh: David Douglas. p. 483.
- ^ a b c d e f Townend, Peter, ed. (1963). Burke's Genealogical and Heraldic History of the Peerage, Baronetage and Knightage (英語). Vol. 2 (103rd ed.). London: Burke's Peerage Limited. p. 1244.
外部リンク
編集- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by Mr Charles Douglas-Home
- チャールズ・ダグラス=ヒューム - ナショナル・ポートレート・ギャラリー
- "チャールズ・ダグラス=ヒュームの関連資料一覧" (英語). イギリス国立公文書館.
名誉職 | ||
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先代 ロクスバラ公爵 |
ベリックシャー統監 1879年 – 1890年 |
次代 ローダーデイル伯爵 |
先代 サー・エドワード・コールブルック準男爵 |
ラナークシャー統監 1890年 – 1915年 |
次代 ニューランズ男爵 |
スコットランドの爵位 | ||
先代 コスパトリック・ヒューム |
ヒューム伯爵 1881年 – 1918年 |
次代 チャールズ・ダグラス=ヒューム |