チャンス (大貫妙子の曲)
「チャンス」は、1981年7月21日に発売された大貫妙子の7枚目のシングル[2][1]。A面/B面共にアルバムからのリカットとなっている。発売元はRCA/RVC。
「チャンス」 | ||||
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大貫妙子 の シングル | ||||
初出アルバム『AVENTURE』 | ||||
B面 | 突然の贈りもの | |||
リリース | ||||
規格 | 7"シングルレコード | |||
ジャンル |
ポップス シティ・ポップ | |||
レーベル | RCA/RVC | |||
作詞・作曲 | 大貫妙子 | |||
プロデュース | 牧村憲一、宮田茂樹[1] | |||
大貫妙子 シングル 年表 | ||||
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概要
編集A面曲「チャンス」は、アルバム『AVENTURE』からのシングルカットで、シーナ・イーストンを意識して制作されたポップな楽曲[3]。YMOのワールド・ツアーに参加していたギタリストの大村憲司が編曲を担当しており[4]、コーラスにはEPOが参加している。
この曲は、シンガーソングライターの一十三十一がアルバム『YOUR TIME Route #1』収録曲としてカバーしている[5]。
B面曲「突然の贈りもの」は、坂本龍一が編曲を担当したジャズ風の楽曲で、アルバム『MIGNONNE』からのリカット曲。別れも告げず自分の元から去ってしまった愛しい人の帰りを待つ女性の心情が繊細に描かれている[6]。大貫自身のアコースティック・コンサートでは毎回歌われている定番曲であり[7]、矢野顕子、竹内まりや、奥田民生など多くのアーティストにカバーされ、大貫の代表曲の一つとなっている。また、アルバム『pure acoustic』『Tint』などで、アレンジを変えてセルフカバーも行われている。
受容
編集作家で音楽イベントのプロデュースなども手掛ける川村由紀は、2020年10月に幻冬舎のウェブマガジンの連載で「突然の贈りもの」をモチーフにした短編小説を寄稿している[8]。
収録曲
編集両曲とも作詞・作曲: 大貫妙子
参加ミュージシャン
編集チャンス
編集突然の贈りもの
編集収録アルバム
編集チャンス
編集- AVENTURE(1981年)
突然の贈りもの
編集- MIGNONNE(1978年)
- CLASSICS(1985年)
- The very best of 大貫妙子(1986年)
- pure acoustic(1987年)※セルフカバー
- PURE DROPS(1991年)
- History 1978-1984(1999年)
- Library 〜Anthology 1973-2003〜(2003年)
- ゴールデン☆ベスト 大貫妙子 〜RCA Years 1978-1984(2005年)
- Boucles d'oreilles(2007年)※セルフカバー
- Tint(2015年)※セルフカバー
- TAEKO ONUKI meets AKIRA SENJU Symphonic Concert 2016(2016年)※セルフカバー
- Pure Acoustic 2018(2018年)※セルフカバー
カバー
編集曲名 | アーティスト | 収録作品 | 発売日 |
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チャンス | 一十三十一 | アルバム『YOUR TIME Route #1』 | 2012年11月14日 |
突然の贈りもの | 竹内まりや | アルバム『BEGINNING』 | 1978年11月25日 |
森丘祥子 | アルバム『夢で逢えたら』 | 1991年9月25日 | |
矢野顕子 | アルバム『Piano Nightly』 | 1995年10月21日 | |
大村憲司 | アルバム『Leaving Home best live tracks II』 | 2003年11月21日 | |
Bank Band | アルバム『沿志奏逢』 | 2004年10月20日 | |
NapsaQ | アルバム『青春ソングリクエストアルバム』 | 2006年12月20日 | |
大橋トリオ | アルバム『FAKE BOOK』 | 2010年3月10日 | |
奥田民生 | アルバム『大貫妙子トリビュート・アルバム -Tribute to Taeko Onuki-』 | 2013年12月18日 | |
Emiko Bleu | アルバム『Retro Active』 | 2016年4月27日 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 公式サイトでは発売日が5月21日となっているが、これはアルバム『AVENTURE』の発売日であり、また6枚目と7枚目のシングルの表示位置が逆になっていることから、公式サイトの記載の誤りと思われる。
出典
編集- ^ a b “7th Single チャンス”. 大貫妙子 Taeko Onuki. 2022年11月25日閲覧。
- ^ “大貫妙子 – チャンス”. Discogs. 2023年4月8日閲覧。
- ^ レコード・コレクターズ 1997 Vol.16,No.7 - P.73(ミュージック・マガジン)。
- ^ 1999年再発盤CDのライナーノーツより。
- ^ “YOUR TIME route 1 一十三十一”. Tower Records Japan. タワーレコード. 2023年4月8日閲覧。
- ^ “突然の贈りもの 楽曲解説”. レコチョク. 2023年4月8日閲覧。
- ^ 〈Part 2〉20世紀を代表するシンガー・ソングライター――大貫妙子『Mignonne』(長井 2013, p. 45)
- ^ “その箱の中が空っぽでも - 大貫妙子『突然の贈りもの』 カワムラユキ”. 自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン 幻冬舎plus. 幻冬舎. 2023年4月8日閲覧。
参考資料
編集- 監修:長井英治『日本の女性シンガー・ソングライター』シンコーミュージック・エンタテイメント〈ディスク・コレクション〉、2013年4月。ISBN 978-4401638048。
関連項目
編集外部リンク
編集- 大貫妙子 Taeko Onuki