チャイロネッタイスズバチ

チャイロネッタイスズバチ Delta pyriforme は、ハチ目(膜翅目)・ドロバチ科に分類されるハチの一種。南太平洋地域や東南アジア原産で、日本には本来分布していない外来種

チャイロネッタイスズバチ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ハチ目(膜翅目) Hymenoptera
上科 : スズメバチ上科 Vespoidea
: ドロバチ科 Eumenidae
: Delta
: チャイロネッタイスズバチ
D. pyriforme
学名
Delta pyriforme

分布

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南太平洋地域、東南アジアを原産地とする[1]

日本では小笠原諸島父島兄島弟島)に移入分布している[1]

特徴

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チャイロネッタイスズバチ

体長約28mm、開長50mm。胸部や腹部第1-2節が茶褐色、腹部第3-6節が濃黄色となる。

人家などの壁面や樹皮などに営巣する。チョウやガなどの幼虫を狩り、巣に運び込む。

外来種問題

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日本では1990年に小笠原諸島の父島で最初に確認された[1]。導入経路はよくわかっておらず、定着個体の原産地も不明。

在来種の昆虫(オガサワラシジミなど)を捕食することで小笠原の昆虫相への悪影響が懸念されているが、詳しい実態は調査されていない[1]

外来生物法によって要注意外来生物に指定されている。

出典

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  1. ^ a b c d 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7