チェコの議会
チェコ共和国の立法府
チェコ共和国議会(チェコきょうわこくぎかい、チェコ語: Parlament České republiky)は、チェコ共和国の立法府である。
チェコ共和国議会 Parlament České republiky | |
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種類 | |
種類 | |
議院 | 元老院(上院) 代議院(下院) |
任期制限 | 6年(元老院、2年ごとに3分の1改選) 4年(代議院) |
沿革 | |
設立 | 1996年(元老院) 1993年(代議院) |
前身 | チェコ国民議会 |
役職 | |
元老院議長 | |
代議院議長 | |
定数 | 281 81(元老院) 200(代議院) |
選挙 | |
元老院選挙制度 | 二回投票制 |
代議院選挙制度 | 政党名簿比例代表 |
前回元老院選挙 | 第1回:2024年9月20日・21日 第2回:2024年9月27日・9月28日 |
前回代議院選挙 | 2021年10月8日・9日 |
議事堂 | |
チェコ、プラハ | |
ウェブサイト | |
Senate(元老院) Chamber of Deputies(代議院) |
概要
編集首都のプラハに置かれている。両院制でいずれも直接選挙で選出されている。下院に相当する代議院 (Poslanecká sněmovna) は上院に相当する元老院 (Senát) よりも優越的な権限を持っている。
議会は議院内閣制のもとで権限を行使している。議会は法案の審議と採択、憲法改正、国際合意の承認を行い、必要であるときは戦争状態の宣言、領内への外国軍の駐留や国外へのチェコ軍の派兵を承認する。また両院は合同会議で大統領を選出する。
歴史
編集チェコの現在の議会制度はハプスブルク君主国の時代にまでさかのぼり、1861年にオーストリア帝国で帝国議会 (Reichsrat; Říšská rada) が設置されたことによる。
1918年にチェコスロバキアが独立を宣言した後は、チェコスロバキア人民会議が帝国議会とボヘミア、モラヴィア、シレジアの各議会から立法権を継承した[1]。第二共和政期(1938-1939年)、および1945年から1990年までにかけて、非民主的な体制の下で議会は存在してきた。1968年の連邦国家への改組を受けて、チェコ社会主義共和国とスロバキア社会主義共和国でそれぞれ国民議会が設置された。
代議院は連邦期のチェコの議会であったチェコ国民議会を継承した一方で、元老院はチェコスロバキア第一共和政期にならって、1996年に設置された。
脚注
編集出典
編集- ^ Holzer, Jan; Hloušek, Vít; Balík, Stanislav; Šedo, Jakub (チェコ語). Politický systém českých zemí 1848-1989. Brno: Mezinárodní politologický ústav Masarykovy univerzity. pp. p. 81. ISBN 978-8021042506