ダルマエナガ(達磨柄長、学名Paradoxornis webbianus)は、スズメ目ダルマエナガ科に分類される鳥類の一種である。

ダルマエナガ
台湾産のbulomachus亜種
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : ウグイス上科 Sylvoidea
: ダルマエナガ科 Sylviidae
: ダルマエナガ属 Paradoxornis
: ダルマエナガ P. webbianus
学名
Paradoxornis webbianus
(Gould, 1852)
和名
ダルマエナガ
英名
Vinous-throated Parrotbill

分布

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ロシアの極東沿海地方、中国東部および南部、朝鮮半島台湾ミャンマーの北部に分布する。生息地では留鳥で、渡りはほとんど行わない。

日本では迷鳥として、1984年新潟県粟島で記録されただけである。本種は飼い鳥としても輸入されているため、かご抜けした個体である可能性もある。

形態

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全長約12cm。全身桃色を帯びた暗い灰色だが、胸から腹にかけてはやや白味を帯びる。尾羽は長く褐色で、楔型をしている。嘴は短く丸い。雌雄同色である。エナガに似ているが、別の鳥である。

生態

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平地の灌木帯、草地、疎林などに生息する。非繁殖期は、数羽から百羽程の群れを作って生活している。

嘴で植物の茎を割り昆虫類を捕食する。また、植物の種子も食べる。

小川の側の竹やぶや、草藪の中に営巣する。竹の葉や枯れ草などを使って、丸い塊状の巣を作る。1腹4-5個の卵を産む。朝鮮半島ではカッコウの托卵先になっている。

参考文献

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  1. ^ BirdLife International (2012). "Paradoxornis webbianus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 3.1. International Union for Conservation of Nature. 2013年2月17日閲覧
  • 『日本の鳥 550 山野の鳥』、文一総合出版
  • マイケル・ウォルターズ著、山岸哲監修、『世界「鳥の卵」図鑑』、新樹社、2006年、188頁

関連項目

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