ダニヤル・イェレウシノフ
ダニヤル・マラトヴィッチ・イェレウシノフ(カザフ語: Данияр Маратұлы Елеусінов、1991年3月13日 - )は、カザフスタンのプロボクサー。西カザフスタン州クァズダル出身。現IBO世界ウェルター級王者。2016年リオデジャネイロオリンピックウェルター級金メダリスト。
リオデジャネイロオリンピック後に発行された記念切手のモデルになったイェレウシノフ | |
基本情報 | |
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本名 | ダニヤル・マラトヴィッチ・イェレウシノフ |
通称 | Kazakh Thunder(カザフスタンの雷鳴) |
階級 | ウェルター級 |
身長 | 170cm |
リーチ | 166cm |
国籍 | カザフスタン |
誕生日 | 1991年3月13日(33歳) |
出身地 | 西カザフスタン州クァズダル |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 11 |
勝ち | 11 |
KO勝ち | 6 |
敗け | 0 |
獲得メダル | ||
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カザフスタン | ||
男子 ボクシング | ||
オリンピック | ||
金 | 2016 リオデジャネイロ | ウェルター級 |
世界ボクシング選手権 | ||
金 | 2013 アルマトイ | ウェルター級 |
銀 | 2015 ドーハ | ウェルター級 |
アジア競技大会 | ||
金 | 2010 広州 | ライトウェルター級 |
金 | 2014 仁川 | ウェルター級 |
アジア選手権 | ||
金 | 2013 アンマン | ウェルター級 |
金 | 2015 バンコク | ウェルター級 |
AIBA世界ユース選手権 | ||
銀 | 2008 グアダラハラ | ライト級 |
来歴
編集リオデジャネイロオリンピックでは、準々決勝でガブリエル・マエストレ、準決勝でスレイマヌ・シソコを破り[1]、決勝ではシャハラン・ギヤソフを破り金メダルを獲得し2年後にプロ転向した[2]。
2018年3月6日、エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USAと契約した[3]。カザフスタンのボクサーで初の契約者となった[4] 。
2018年4月28日、ニューヨークのバークレイズ・センターでプロデビュー[5]。
2020年11月27日、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハード・ロック・ホテル・アンド・カジノ内にあるハード・ロック・ライブでの無観客試合として元WBAスーパー・IBF世界スーパーライト級統一王者のジュリアス・インドンゴとIBFインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦を行い、2回30秒KO勝ちを収めプロ入り2年目で初の王座を獲得した[6]。
2021年12月18日、ヌルスルタンでプロ入りして初の凱旋試合となるIBO世界ウェルター級王座決定戦をファン・エルナン・レアルと行い、12回3-0(2者が120-105、120-106)の判定勝ちを収め王座を獲得した[7]。試合半年前の6月2日にエディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USAから離脱しフリーエージェントになっていた事を明かした[8]。
戦績
編集- プロボクシング:11戦 11勝 (6KO) 無敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2018年4月28日 | ☆ | 3R 2:52 | TKO | ノア・キッド | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 2018年7月6日 | ☆ | 6R | 判定 | ゾルタン・スザヴォ | ハンガリー | |
3 | 2018年8月4日 | ☆ | 6R | 判定 | ガボール・ゴルヴィクス | ハンガリー | |
4 | 2018年10月20日 | ☆ | 1R 2:33 | TKO | マット・ドヘルティ | アメリカ合衆国 | |
5 | 2018年11月24日 | ☆ | 3R 1:10 | TKO | マルコス・モヒカ | ニカラグア | |
6 | 2019年3月15日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | シルヴィオ・オルティス | メキシコ | |
7 | 2019年5月25日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ルイス・ロランブエナ | チリ | |
8 | 2019年9月13日 | ☆ | 1R 2:38 | TKO | レシャード・ヒックス | アメリカ合衆国 | |
9 | 2019年12月20日 | ☆ | 5R 0:15 | TKO | アラン・サンチェス | メキシコ | |
10 | 2020年11月27日 | ☆ | 2R 0:30 | TKO | ジュリアス・インドンゴ | ナミビア | IBFインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦 |
11 | 2021年12月18日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ファン・エルナン・レアル | アルゼンチン | IBO世界ウェルター級王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ “Yeleussinov claims gold, Shields advances – Day 12 at Rio Olympics”. BoxingScene.com. 2016年8月17日閲覧。
- ^ “Daniyar Yeleussinov, Olympic Gold Medal Winner, To Go Pro”. BoxingScene.com. 2018年3月5日閲覧。
- ^ “Daniyar Yeleussinov Inks With Hearn, Debuts on Jacobs-Sulecki”. BoxingScene.com. 2018年3月6日閲覧。
- ^ “Rio gold medalist Yeleussinov turns pro”. ESPN.com (2018年3月6日). 21 December 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月21日閲覧。
- ^ “Gold Medalist Yeleussinov Wins Pro Debut By 3rd-Round KO”. BoxingScene.com. 2019年12月21日閲覧。
- ^ “Daniyar Yeleussinov Crushes Julius Indongo in Two Rounds”. BoxingScene.com. 2020年12月13日閲覧。
- ^ “Daniyar Yeleussinov, Ivan Dychko Gets Victories in Kazakhstan”. BoxingScene.com. 2021年12月18日閲覧。
- ^ “Daniyar Yeleussinov Now a Free Agent, Aims To Return Soon”. BoxingScene.com. 2021年12月18日閲覧。