ダストアンドダイヤモンズ

ダストアンドダイヤモンズ (Dust and Diamonds、2008年1月6日 - ) は、アメリカ競走馬。主な勝ち鞍は2012年のギャラントブルームハンデキャップ英語版シュガースワールステークス英語版。他、2012年のブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリントで2着。

ダストアンドダイヤモンズ
欧字表記 Dust and Diamonds
品種 サラブレッド[1]
性別 [2]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2008年1月6日(16歳)[2]
Vindication[2]
Majestically[2]
母の父 Gone West[2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[2]
生産者 Padua Stables[2]
馬主 Gorges Torrealba Holdings
and Three Chimneys Farm, LLC[2]
調教師 Todd A. Pletcher[2]
競走成績
生涯成績 11戦6勝[2]
獲得賞金 496,260USD[2]
勝ち鞍
G2 ギャラントブルームH 2012年
G3 シュガースワールS 2012年
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引退後は繁殖牝馬となり、日本輸入後にハーツクライとの交配でドウデュースを出産した。

戦績

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2010年8月20日、ローレルパーク競馬場で開催されたメイドン競走でデビュー、初勝利を挙げた。9月25日に開催されたリステッド競走プレスクアイルダウンズマスターズステークス英語版はイッツミーマムの3着に敗れた。翌2011年は3レースに出走し1勝を挙げた。

2012年は2戦目でシーズン初勝利。重賞初挑戦となった4戦目のG2・ギャラントブルームハンデキャップは2着ジュディザビューティー英語版に1 1⁄4馬身差をつけて勝利した。次走はサンタアニタパーク競馬場で開催されるブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリントに出走。G1初挑戦ながらグルーピードール英語版の2着に好走した。

引退直前の11月4日、ファシグ・ティプトンのノーベンバーセールにてBorges Torrealba Holdingsが90万ドルで保有権を購入[3]。翌12月8日、現役ラストランとなったG3・シュガースワールステークスでは2着ゴールデンミステリーに2 3/4馬身差を着けて勝利し、重賞2勝目を挙げた。

繁殖成績

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引退後、ケンタッキー州スリーチムニーズファームにて繁殖入りした。

2016年11月8日、キーンランドのブリーディングストックセールにてノーザンファーム代表の吉田勝己が100万ドルで落札[4][5]、日本に輸入された。

2021年12年19日、6番仔のドウデュース朝日杯フューチュリティステークスを制し産駒GI初勝利を挙げた。

生年 馬名 毛色 馬主 管理調教師 戦績 出典
初仔 2014年 *レガリニ
Legallini
鹿毛 ハードスパン Sanders, Wayne and Hirsch, Larry 米・Joe Sharp 米国産
13戦1勝(抹消・繁殖)
[6][7]
2番仔 2015年 Amada Rafaela 鹿毛 Distorted Humor Three Chimneys Farm, LLC
(Goncalo B. Torrealba)
米・Bob Baffert 米国産
2戦1勝(抹消)
[8]
3番仔 2016年 Much Better 黒鹿毛 Pioneerof the Nile Steven M. Asmussen 米・Steven M. Asmussen 米国産
41戦7勝(現役)
[9]
4番仔 2017年 フラーレン 鹿毛 (有)サンデーレーシング 栗東牧田和弥 21戦4勝(抹消・繁殖) [10]
5番仔 2018年 ロンズデーライト 鹿毛 ディープインパクト (有)シルクレーシング 栗東・池添学 14戦2勝(現役) [11]
6番仔 2019年 ドウデュース 鹿毛 ハーツクライ (株)キーファーズ 栗東・友道康夫 15戦7勝(現役)
朝日杯FS東京優駿有馬記念天皇賞(秋)(GI)
京都記念(GII)
[12]
7番仔 2020年 ダストテイル 鹿毛 ロードカナロア (有)シルクレーシング 美浦尾関知人 1戦0勝(抹消) [13]
8番仔 2022年 エンダードラゴン 鹿毛 リアルスティール (株)インゼルレーシング 栗東・友道康夫 デビュー前 [14]
9番仔 2023年 ダストアンドダイヤモンズの2023 鹿毛 シルバーステート デビュー前 [15]
10番仔 2024年 ダストアンドダイヤモンズの2024 黒鹿毛 コントレイル デビュー前 [16]
  • 2024年10月27日現在

血統表

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ダストアンドダイヤモンズ(Dust and Diamonds)血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 シアトルスルー系

Vindication
2000 黒鹿毛
父の父
Seattle Slew
1974 黒鹿毛
Bold Reasoning Boldnesian
Reason to Earn
My Charmer Poker
Fair Charmer
父の母
Strawberry Reason
1992 黒鹿毛
Strawberry Road Whiskey Road
Giftisa
Pretty Reason Hail to Reason
Mysore

Majestically
2002 黒鹿毛
Gone West
1984 鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Secrettame Secretariat
Tamerett
母の母
Darling Dame
1989 鹿毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Darling Lady Alleged
Olmec
母系(F-No.) (FN:3-d) [§ 2]
5代内の近親交配 Bold Ruler 5×5、Hail to Reason 4×5(父内) [§ 3]
出典
  1. ^ [17]
  2. ^ [17]
  3. ^ [17]


脚注

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  1. ^ a b ダストアンドダイヤモンズ(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年5月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k Dust and Diamonds (KY)”. www.equibase.com. 2022年5月30日閲覧。
  3. ^ Dust and Diamonds Cashes in at Gulfstream”. The Blood-Horse (2012年12月8日). 2022年5月30日閲覧。
  4. ^ Pioneerof the Nile colt goes for $600,000”. The Blood-Horse (2016年11月8日). 2022年5月30日閲覧。
  5. ^ 【ダービー】ドウデュース、凱旋門賞「絶対に行きます」キーファーズ松島正昭代表明言 - 3歳馬特集 | 競馬」『日刊スポーツ』。2022年5月30日閲覧。
  6. ^ レガリニ Legallini”. netkeiba.com. 2022年5月30日閲覧。
  7. ^ Legallini (KY)”. www.equibase.com. 2022年5月30日閲覧。
  8. ^ Amada Rafaela (KY)”. www.equibase.com. 2022年6月10日閲覧。
  9. ^ Much Better (KY)”. www.equibase.com. 2024年10月27日閲覧。
  10. ^ フラーレン”. netkeiba.com. 2022年5月30日閲覧。
  11. ^ ロンズデーライト”. netkeiba.com. 2024年10月27日閲覧。
  12. ^ ドウデュース”. netkeiba.com. 2024年10月27日閲覧。
  13. ^ ダストテイル”. netkeiba.com. 2023年10月13日閲覧。
  14. ^ エンダードラゴン”. JBISサーチ. 2024年8月10日閲覧。
  15. ^ _________”. JBISサーチ. 2023年7月28日閲覧。
  16. ^ _________”. JBISサーチ. 2024年8月10日閲覧。
  17. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ダストアンドダイヤモンズ(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年5月30日閲覧。

外部リンク

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