タールTa'alヘブライ語:תע"לアラビア語: الحركة العربية للتغيير‎)はアフマド・ティビ率いるイスラエルのアラブ系政党。「アラブ復興運動」とも。

歴史

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ティビが1990年代半ばに設立。「アラブ連合」の名で1996年選挙に臨んだが、2,087票(得票率0.1%)を得るに留まった。1999年の選挙ではバラドと連携した結果ティビが当選し、同年末を以てバラドとの協力関係を解消する。2003年の選挙ではハダシュと選挙協力を行いティビが再選を果たす。2006年にはハダシュとの協力関係も解消し、同年の選挙で統一アラブ・リスト(UAL)と組んで選挙協力を行う。

2009年1月12日、UALとの合同が中央選挙管理委員会により選挙資格を剥奪される。ティビはこの決定がガザ紛争に関連があると見て、「イスラエルは人種差別の国か。我々はこういった争いには慣れているので必ず勝つ」と発言し、イスラエル最高裁へ告訴も辞さない構えを見せた[1]。1月21日、最高裁は賛成多数により委員会の決定を覆した。ティビはこの決定を歓迎し「我々はファシズムに打ち勝ったのだ。闘争は終わったが、人種差別がイスラエルの流行である以上、戦いはまだ終わらない。最高裁の決定はカディマ労働党による誤りを正したのだ」と述べた[2]。こうしてUALと臨んだ選挙では4議席を獲得しティビは3選された。

脚注

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  1. ^ Glickman, Aviad (2009年1月12日). “Arab parties disqualified from elections”. Ynetnews. http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3654866,00.html 2009年1月12日閲覧。 
  2. ^ Glickman, Aviad (2009年1月21日). “Arab parties win disqualification appeal”. Ynetnews. http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-3659935,00.html 2009年1月21日閲覧。 

外部リンク

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