タンヴァイオサウルスTangvayosaurus "タンヴァイ"のトカゲの意味)はラオスサワンナケート県のグレ・スペリオ累層(Grès SupériorFormation  アプチアン-アルビアン)から発見された竜脚類恐竜のである。基盤的なティタノサウルス類であり2,3個体の化石が知られている。

タンヴァイオサウルス
サワンナケート恐竜博物館に展示のタンヴァイオサウルスの化石
地質時代
白亜紀前期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
下目 : 竜脚下目 Sauropoda
階級なし : ティタノサウルス類 Titanosauria
: タンヴァイオサウル属 Tangvayosaurus
学名
Tangvayosaurus
Allain et al.1999
下位分類(

この属はホロタイプ標本であるTV4-1-TV4-36に基づいており、これらは部分的な骨盤、いくつかの胴椎、1個の尾椎肋骨、および1個の上腕骨で構成されている。別の骨格には38個の尾椎、1個の頸椎、ほぼ1本分の後肢が含まれている。タイプ種Tangvayosaurus hoffetiで1999年にRonan Allainを筆頭とする12人の科学者により記載された。属名は発見地タンヴァイ(Tang Vay)とギリシャ語でトカゲを意味するσαῦροςから派生していて、種小名はフランスの地質学者Josué-Heilman Hoffet献名されている。Allain et al.では、また同じ地層から発見された部分的な大腿骨と尾椎に基づき "Titanosaurus" fallotiとされた以前の種にも触れ、これをタンヴァイオサウルス属の一種T. sp.としている[1]。最近の総説ではほぼ同時代、同地域の確立した竜脚類であるプウィアンゴサウルスと異なっているため、暫定的に属が維持されているが、T. fallotiをこの属に加えることは同意されていない[2]

ラオス、カイソーン・ポムウィハーン郡にあるタンヴァイオサウルスの復元像

参照

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  1. ^ Allain, R.; Taquet, P.; Battail, B; Dejax, J.; Richir, P.; Véran, M.; Limon-Duparcmeur, F.; Vacant, R.; Mateus, O.; Sayarath, P.; Khenthavong, B.; and Phouyavong, S. (1999). “Un nouveau genre de dinosaure sauropode de la formation des Grès supérieurs (Aptien-Albien) du Laos” (French). Comptes Rendus de l'Académie des Sciences à Paris, Sciences de la Terre et des Planètes 329 (8): 609–616. Bibcode1999CRASE.329..609A. doi:10.1016/S1251-8050(00)87218-3. 
  2. ^ Upchurch, Paul M.; Paul M. Barrett; and Peter Dodson (2004). “Sauropoda”. In Weishampel, David B., Peter Dodson, and Halszka Osmólska (eds.). The Dinosauria (2nd edition). Berkeley: University of California Press. pp. 259–322. ISBN 0-520-24209-2 

外部リンク

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