タリファ
タリファ(スペイン語: Tarifa)は、スペイン・アンダルシア州カディス県のムニシピオ(基礎自治体)。イベリア半島最南端にある。
州 | アンダルシーア州 |
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県 | カディス県 |
面積 | 419.67 km² |
標高 | 7m |
人口 | 17,962 人 (2012年)[1] |
人口密度 | 42.8 人/km² |
北緯36度01分0秒 西経5度36分0秒 / 北緯36.01667度 西経5.60000度座標: 北緯36度01分0秒 西経5度36分0秒 / 北緯36.01667度 西経5.60000度
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概要
編集大西洋のコスタ・デ・ラ・ルス(光の海岸)に面し、ジブラルタル海峡を挟んでモロッコと対峙している。夜にタリファの明かりが対岸で確認できるほどである。ヨーロッパ大陸の最南端であるタリファ岬も自治体内に含まれる。
タンジェ=タリファ間をフェリーの定期便が往復しており、およそ20km北東のアルヘシラスとの間をバス路線が結ぶ。セビリアはおよそ200km北にある。タリファ近郊の海岸には、アフリカ大陸からの不法移民がしばしば上陸する。
タリファは夏期の間人気のある観光地である。日照時間が長く、小さな町でフレンドリーな雰囲気があることから、多くの子供の野外活動や、夜には大人たちの催しが開かれる。近年、北欧の人々が夏を過ごす人気の場所となっている。
タリファ港近くに、保存状態の良い城、グスマン城(タリファ城とも)がある。この城は、1296年にアロンソ・ペレス・デ・グスマン(メディナ・シドニア公家の先祖)が息子をムーア人の捕虜にされても開城を拒んだことで知られている。タリファの海岸は、海峡の強風が吹くためウィンドサーファーやカイトサーファーに人気がある。このために、タリファは100もの風力発電のタービンが点在する。また、春と秋にジブラルタル海峡を渡るコウノトリなど、渡り鳥観察に適した場所でもある。14kmの幅がある海峡では、クジラ・イルカの観察もできる。
タリファは時に、タリフ(tariff)という言葉の発祥の場所とされる。これは港のドックを利用する商人に対して課金する、史上初の港であったからである。また別の説もあり[2]、アラビア語のta'rïfを語源とすると指摘するものがある。タリファという名前そのものは、ベルベル族の戦士タリフ・イブン・マリクから生じたものである。
人口
編集タリーファの人口推移 1900-2010 |
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[3]、1996年 - [4] |
ギャラリー
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タリファ(中央奥)近くのビーチ
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タリファからジブラルタル海峡越しに見たアフリカ大陸の夜景
脚注
編集- ^ “Población, superficie y densidad por municipios” (スペイン語). INE(スペイン国立統計局). 2013年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月20日閲覧。
- ^ Chambers Dictionary of Etymology, New York, 1997, ISBN 0-550-14230-4
- ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
- ^ Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero.