タヒン
メキシコにある調味料を製造する企業
タヒンは、1985年にオラシオ・フェルナンデス[1]によって設立されたメキシコの企業であり、香辛料のブランドでもある。主に唐辛子、ライム、塩からなる数種類の調味料を製造している。この企業の正式名称は「Empresas Tajín」で、メキシコ合衆国ハリスコ州サポパンに所在している[2]。
設立 | 1985年 |
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創業者 | オラシオ・フェルナンデス |
本社 |
、 メキシコ |
ウェブサイト |
tajin |
歴史
編集現在「タヒン」と呼ばれている商品の元になったものは、創業者のフェルナンデスの祖母である「ママ・ネチャ」(スペイン語: Mama Necha)が作ったソースである。フェルナンデスは、このソースを粉末状にして販売したいと考え、唐辛子とライムを脱水するプロセスの開発に取り組んだ。フェルナンデスは、コロンブスによるスペインの侵略前の遺跡である、ベラクルス州にあるエル・タヒン遺跡を訪れた後に、開発した商品にこの遺跡の名前を付けることにした。1993年には米国市場に参入した[3]。
商品
編集タヒン社で最も人気がある商品は「タヒン・クラシコ・シーズニング」(英語: Tajín Clásico seasoning)で、唐辛子を挽いたものに海塩とライム果汁を加えた調味料で、単に「タヒン」と呼ぶ際にはこの商品を指す。ピリッとした辛さのあるパウダーで、色は琥珀色ないしカーマインである。調味料として、食品、とりわけ果物にかけられることが多い[4]。また、ビールベースのカクテルであるミチェラーダの材料として使用されることもある。
また、タヒン社は、粉末の調味料に液体をブレンドした「タヒン・スパイシー・クラシコ・スナックソース」などのサルサソースも製造している[要出典]。
ギャラリー
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メキシコ料理におけるタヒンをかけたトウモロコシ
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ポップコーンと小皿に盛り付けたみかんにタヒンを振りかけたもの
関連項目
編集- ウィキメディア・コモンズには、タヒンに関するカテゴリがあります。
出典
編集- ^ “Tajin Marks 30 Years of Spicing Up Produce”. The Packer. (October 16, 2015)
- ^ “Tajín - FAQs”. www.tajin.com. 2020年2月8日閲覧。
- ^ “Tajín - History”. www.tajin.com. 2020年2月8日閲覧。
- ^ littlestmartha (2011年3月14日). “Tajin Makes Everything Taste Better” (英語). Littlest Martha. 2020年2月8日閲覧。