タテホ化学工業
タテホ化学工業株式会社(タテホかがくこうぎょう、英語: Tateho Chemical Industries Co.,Ltd.)は兵庫県赤穂市に本社を置く、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの製造販売をおこなう企業である。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 4104 1978年 - 2006年1月26日 |
本社所在地 |
678-1185 兵庫県赤穂市加里屋字加藤974 |
設立 | 1966年8月13日[1] |
業種 | 化学 |
法人番号 | 3140001040103 |
事業内容 | 酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの製造・販売他 |
代表者 | 代表取締役社長 栗栖裕文 |
資本金 | 4億5,000万円 |
売上高 | 110億6,900万円(2005年3月期)[1] |
営業利益 | 11億4,300万円(2005年3月期)[1] |
経常利益 | 10億4,700万円(2005年3月期)[1] |
純利益 | 5億5,400万円(2019年3月期)[2] |
純資産 | 80億5,000万円(2019年3月期)[2] |
総資産 | 152億7,900万円(2019年3月期)[2] |
従業員数 | 約400名(連結) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | エア・ウォーター 100% |
外部リンク | https://tateho.co.jp |
特記事項:1948年4月創業 |
概要
編集1948年(昭和23年)4月、赤穂西浜塩業組合(現・日本海水)の化成部として、海水から塩を製造する際の副産物である苦汁(にがり)を利用する目的として創設。1966年8月に法人化。
当社の製造するマグネシア(酸化マグネシウム)は電磁鋼板の表面処理用として、電融マグネシアは転炉製鋼用のマグネシアカーボンレンガとして使用され、業容が拡大、1978年(昭和53年)には大阪証券取引所二部、1984年(昭和59年)に大証一部(現在の東京証券取引所プライム及びスタンダード)に上場した。
1987年(昭和62年)、債券先物取引で286億円の損失が発生したことが発覚(いわゆる「タテホ・ショック」)[3][4]。
2006年2月1日付で株式交換によりエア・ウォーターの完全子会社となった[1]。
2015年7月にOzark Technical Ceramics, Inc.の事業を譲り受けて、同年8月にTateho Ozark Technical Ceramics,Inc.を設立した[5]。
沿革
編集- 1948年(昭和23年)4月 - 赤穂西浜塩業組合化成部として創業。
- 1966年(昭和41年)8月 - 法人化。
- 1978年(昭和53年)
- 9月 - 有年工場開設。
- 11月 - 大阪証券取引所第二部上場。
- 1980年(昭和55年)6月 - セラミック事業開始。
- 1984年(昭和59年)9月 - 大阪証券取引所第一部上場。
- 1988年(昭和63年)4月 - 大同酸素(現・エア・ウォーター)と業務提携。
- 1989年(平成元年)8月 - タテホセラミック株式会社を設立。
- 2001年(平成13年)7月 - 大連タテホ化学有限公司(中国)を設立。
- 2006年(平成18年)
- 1月 - 大阪証券取引所第一部上場廃止。
- 2月 - 株式交換によりエア・ウォーターの完全子会社となる。
- 2013年(平成25年)11月 - 響灘工場を開設。
- 2015年(平成27年)8月 - Tateho Ozark Technical Ceramics,Inc.を設立。
- 2019年(平成31年)1月 - タテホセラミック株式会社を吸収合併。
子会社
編集- 電熱用電融マグネシアの製造・販売
- セラミックスの製造販売
製造拠点
編集脚注
編集- ^ a b c d e 『株式交換によるタテホ化学工業株式会社の完全子会社化に関するお知らせ』(プレスリリース)エア・ウォーター、2005年10月20日 。2020年6月25日閲覧。
- ^ a b c 第53期決算公告
- ^ http://www.ifinance.ne.jp/glossary/world/wor012.html
- ^ “タテホ・ショック”. 現代用語の基礎知識(自由国民社). 2020年6月25日閲覧。
- ^ 『米国Ozark Technical Ceramics, Inc.の事業譲受について』(pdf)(プレスリリース)タテホ化学工業、2015年7月21日 。2020年6月25日閲覧。