タイド型給油艦 (2代)
タイド型給油艦(英語: Tide-class tanker)は、イギリス海軍補助艦隊(RFA)向けに建造されている大型艦隊給油艦(AO)の艦級。計画名はMARS(Military Afloat Reach and Sustainability tankers)であった[1]。
タイド型給油艦 | |
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A137 タイドレース(2017年8月) | |
基本情報 | |
種別 | 大型艦隊給油艦 (AO) |
建造所 | 大宇造船海洋 |
運用者 | イギリス海軍補助艦隊 |
建造期間 | 2014年 - 2017年 |
就役期間 | 2017年 - 就役中 |
建造数 | 4隻 |
前級 |
ウェーブ型(AO) リーフ型/ローバー型(AOL) |
次級 | 最新 |
要目 | |
満載排水量 | 37,000 t |
全長 | 200.9 m |
垂線間長 | 185.1 m |
最大幅 | 28.6 m |
吃水 | 10 m |
機関方式 | CODELOD方式 |
主機 | ディーゼルエンジン |
巡航速力 | 15ノット |
航続距離 | 7,000海里 |
乗員 | 63名 |
兵装 | |
搭載機 | AW159 or AW101×1機 |
概要
編集従来、RFAは、小規模部隊の補給活動に従事する小型艦隊給油艦(AOL)としてローバー型およびリーフ型を運用してきた。しかしマルチハザード化およびグローバル化に伴う任務の多様化から、これらの艦級も大型艦隊給油艦(AO)によって代替する方針とされ、これによって計画されたのが本級である[1]。
同型艦
編集本級はサマセット州バースのBMT Defense Servicesによって設計されたが、2012年2月22日にイギリス国防省は韓国の大宇造船海洋と建造費4億5,200万ポンドで4隻納入する契約を交わし、建造が行われている[2][3]。
2012年11月13日、RFAはMARSの艦名を以下のように決定した。1番艦から3番艦までは、1950 ~ 60年代に建造された初代の艦名を襲名している[4]。
# | 艦名 | 起工 | 進水 | 就役 |
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A136 | タイドスプリング RFA Tidespring |
2014年 12月 |
2015年 4月 |
2017年 11月27日 |
A137 | タイドレース RFA Tiderace |
2015年 6月 |
2015年 11月 |
2018年 8月2日 |
A138 | タイドサージ RFA Tidesurge |
2015年 12月7日 |
2016年 6月4日 |
2019 2月20日 |
A139 | タイドフォース RFA Tideforce |
2015年 12月24日 |
2017年 1月21日 |
2019年 7月30日 |
参考文献
編集- ^ a b Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 809. ISBN 978-1591149545
- ^ South Korea wins Royal Navy tanker deal worth £452m BBC NEWS 2012年2月22日
- ^ A&P Group to integrate military capabilities on UK RFA tankers naval-technology.com 2015年1月28日
- ^ Announcement New fleet of RFA tankers named GOV.UK 2012年11月14日