ソーラーウィンズ
ソーラーウィンズ・インク(SolarWinds, Inc)は、ネットワーク[要曖昧さ回避]・マネージメント・ソフトウェアの開発会社である。1998年設立。テキサス州オースティンに本社を置く米国のITベンダーである。
種類 | 公開企業 (NYSE: SWI) |
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業種 | ソフトウェア産業 |
設立 | 1998年 |
本社 | 、 |
主要人物 |
Kevin Thompson (CEO, 2010年3月–2020年12月)[1] Sudhakar Ramakrishna (CEO, 2021年1月-)[2] |
従業員数 | 2300人以上[3] |
ウェブサイト | solarwinds.com |
概要
編集2009年5月21日にNYSEに上場した。ネットワーク運用の製品群Orionを主要製品として展開。
ソーラーウィンズは、ネットワークの性能管理を実現する「Network Performance Monitor」をはじめ、サーバーやストレージ、IPアドレス、トラフィック、ログ・イベント、仮想環境などの統括管理を実現するツールを提供している。
事件
編集2020年12月13日、同社が提供し大手企業や米国政府機関などで広く使われているネットワーク管理ソフトウェア「Orion」を導入している企業/機関が、ロシアからと見られるサイバー攻撃の被害に遭い、内部情報などを盗まれたことが明らかになった。同社の製品開発部門がクラッカーに侵入され、製品に不正なコードを埋め込まれ、気付かないままアップデートなどで顧客企業/機関に配布された。同社のウェブサイトや政府データによると、同社の製品販売先には米国の国務省や 商務省、 財務省、疾病対策センター(CDC)、連邦捜査局(FBI)、米軍の5部門全て、フォーチュン500社のうち425社などが含まれ、既に国土安全保障省、財務省、国務省、エネルギー省らがサイバー攻撃の被害を受けた事が分かっている。攻撃は2020年3月から始まり被害は膨大だと推測されるが、2020年12月現在、被害の全容は分かっていない[4][5][6]。
脚注
編集- ^ “SolarWinds hack has shaved 23% from software company’s stock this week”. CNBC. (2020年12月16日) 2021年1月24日閲覧。
- ^ Management - SolarWinds
- ^ About SolarWinds
- ^ “大手企業が次々と被害に ソーラーウィンズから連鎖した「サプライチェーン攻撃」の脅威”. ITmedia ビジネスオンライン. (2020年12月24日) 2020年12月27日閲覧。
- ^ “米政府機関にサイバー攻撃、ロシアのハッカーがソフト更新悪用か”. Bloomberg. (2020年12月14日) 2020年12月28日閲覧。
- ^ “ロシア関与疑いのサイバー攻撃、英米の組織・地方自治体にも被害”. ロイター. (2020年12月19日) 2020年12月28日閲覧。
関連項目
編集- 2020年米国連邦政府へのハッキング -2020年に起きた米国連邦政府に行われたマイクロソフト、ソーラーウィンズ、VMwareなどのソフトウェアを介したハッキング事件について
- サプライチェーン攻撃