ソンクラー県
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- ソンクラー県
- จังหวัดสงขลา
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国 タイ王国 県庁所在地 ムアンソンクラー郡 面積 7,393.889 km² 人口 1,389,890 人 (2013年) 人口密度 187.97 人/km² ISO 3166-2 TH-90 -
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ソンクラー県(ソンクラーけん、タイ語: จังหวัดสงขลา )はタイ王国・南部の県(チャンワット)の一つ。サトゥーン県、パッタルン県、ナコーンシータンマラート県、パッターニー県、ヤラー県と接し、マレーシア(プルリス州、ケダ州)との国境も有する。
県名は、マレー語のシンゴラ(Singola、サンスクリットのSinghala、ライオンの意味)に由来する。ソンクラー市の近辺にライオンの様な山があるからである。
ソンクラー県は他の県と違い、県庁所在地が一番大きな郡ではない。県庁所在地であるムアンソンクラー郡の人口162,739人に対して、ハートヤイ郡は378,002人とより大きい。このためソンクラー県の県庁所在地はハートヤイ郡であるという勘違いがタイ人一般でもよく起こっている。
地理
編集ソンクラー県は、タイランド湾のマレー半島に位置し、県内最高峰はカオ・マイケーオ(821m)である。県北部にはタイ最大の湖、ソンクラー湖があり、その面積は1,040 km2で、南北78kmもの長さを抱える。またソンクラー湖の淡水はソンクラー市の近くで海に流れ出している。ちなみに湖ではエーヤワディーイルカ(Orcaella brevirostris)が湖に生息しているが、現在乱獲により絶滅の危機に瀕している。
歴史
編集現在のソンクラー県庁所在地周辺には18世紀後半から多くの華僑が中国の広東省、福建省から渡来した。1769年には福建省漳州府海澄県出身の華僑・呉譲が税務官に任命されソンクラー家(ナ・ソンクラー)を建てた。呉譲は税務官の地位を利用しソンクラー家をソンクラー経済を操る一家にまで成長させた。1777年にはそれまでの国主が廃され、呉譲がソンクラー国主に任命された。この時、呉譲はルワン・ウィチエンキーリーの官位・欽錫名を下賜され、ソンクラー家はソンクラーの経済だけでなく政治をも操るソンクラー最大の名家にまで成長させた。
1786年以前の国主が地位を取り返そうとした事件があったが失敗。これにより政敵の居なくなったソンクラー家はますます力を付け、呉譲(ルワン・ウィチエンキーリー)以後8代にわたって呉氏華人政権(ソンクラー家独裁政権)が続いた。しかし1901年、ダムロン・ラーチャヌパープ親王によって地方行政改革が行われ、ソンクラー家出身のプラヤー・ウィチエンキーリー(本名・チョーム)を最後に、ソンクラーのソンクラー家独裁政権は終わった。現在、呉氏の家はソンクラー国立博物館として一般に公開されている。現在、ソンクラー家にはMongkol Na Songkhlaがいる。
民族
編集県章
編集県章はホラガイがガラスのトレーに置かれているところがデザインされている。
県木は Azadirachta excelsa である。
隣接する県
編集行政区
編集脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- จังหวัดสงขลา (公式サイト)