ソル・ルウィット
1928-2007, アメリカの美術家。
ソル・ルウィット(Sol LeWitt,1928年9月9日 - 2007年4月8日)は、アメリカ合衆国の美術家、彫刻家。コネチカット州ハートフォード生まれ。
ミニマル・アートやコンセプチュアル・アートなどの芸術活動で知られる。主に用いる形式は、ウォールドローイング(絵)、スケッチ、ストラクチャー(彫刻)である。
来歴
編集ルウィットの両親は、ロシアからのユダヤ系移民で、父親は彼が6歳の時に死去している[1]。母は彼が美術を勉強させるために、ハートフォードの学校に入学させた[2]。彼は、1949年にシラキューズ大学を卒業した。ニューヨークのスクール・オブ・ヴィジュアル・アーツで美術を学ぶ[3]。55〜56年まで建築家、I.M.ペイのもとでグラフィックデザインの仕事に就く[3]。1960年にMoMAの下級職員となる。このときの同僚にロバート・ライマン、ダン・フレイビン、ロバート・マンゴールドがいる。67年『アートフォーラム』誌に掲載されたエッセイ「コンセプチュアル・アートに関する断章」でコンセプチュアル・アートの概念を確定的なものにした[4]。
展覧会
編集- 1978年、回顧展(MoMAほか)
- 1986年、回顧展(ロンドン テート・ギャラリー)
- 1992年、「ドローイング:1958-1992」展(ヘメーンテ美術館ほか)
- 1993年、「構造:1962-1993」展(オックスフォード近代美術館ほか)
- 1996年、「版画:1970-1995」展(MoMAほか)
- 1998年、「コンクリート・ブロックス」展(P.S. 1現代センターほか)
- 1994年、「ウォールドローイング:1968-1993」展(アディソンギャラリーほか)
- 2000年、回顧展(サンフランシスコ美術館ほか)
- 2004年、「目的として芸術:1958-1968」(ロサンゼルス現代美術館ほか)
脚注
編集- ^ ソル・ルウィット 9 May 2023閲覧
- ^ Michael Kimmelman Sol LeWitt, Master of Conceptualism, Dies at 78 New York Times.
- ^ a b ソル・ルウィット、美術手帖、https://bijutsutecho.com/artists/311 (2021年4月17日閲覧)
- ^ https://artscape.jp/artword/index.php/コンセプチュアル・アート (2021年4月17日閲覧)