ソユーズTMA-16M
ソユーズTMA-16M は国際宇宙ステーションに第43次長期滞在クルーを送り届けるため2015年3月27日に打ち上げられた有人宇宙船[3]で、1967年の初飛行以来、125機目のソユーズ宇宙船である。
ISSに接近するソユーズTMA-16M (2015年3月28日) | |
運用者 | ロスコスモス |
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COSPAR ID | 2015-016A |
SATCAT № | 40542 |
特性 | |
宇宙機 | 11F732A47 No.716 |
宇宙機種別 | ソユーズTMA-M 11F747 |
製造者 | RKKエネルギア |
乗員 | |
乗員数 | 3 |
乗員 | ゲナディ・パダルカ |
打ち上げ | ミハイル・コルニエンコ スコット・ケリー |
着陸 | アンドレアス・モーゲンセン アイディン・アイムベトフ |
コールサイン | Altair (アルタイル)[1] |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 2015年3月27日 19:42:57 UTC[2] |
ロケット | ソユーズFG |
打上げ場所 | バイコヌール宇宙基地 LC 1/5 |
任務終了 | |
着陸日 | 2015年9月12日 00:51 UTC |
着陸地点 | カザフスタン |
軌道特性 | |
参照座標 | 地球周回軌道 |
体制 | 低軌道 |
ISSのドッキング(捕捉) | |
ドッキング |
ポイスク 後にズヴェズダに移動 |
ドッキング(捕捉)日 |
2015年3月28日 01:33 UTC |
分離日 |
2015年9月11日 21:29 UTC |
dock時間 | 167日19時間56分 |
左からケリー、パダルカ、コルニエンコ ソユーズ計画 (有人宇宙飛行) |
スコット・ケリーとミハイル・コルニエンコは、到着後1年間に渡って滞在[3]し、ソユーズTMA-18Mで帰還した。
クルー
編集地位[4] | 打ち上げ機メンバー | 着陸機メンバー |
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コマンダー | ゲナディ・パダルカ, RSA 第43次長期滞在 最後・5回目の宇宙飛行 | |
フライトエンジニア 1 | ミハイル・コルニエンコ, RSA 第43次長期滞在 最後・2回目の宇宙飛行 |
アンドレアス・モーゲンセン, ESA Iriss[5] 1回目の宇宙飛行 |
フライトエンジニア 2 | スコット・ケリー, NASA 第43次長期滞在 最後・4回目の宇宙飛行 |
アイディン・アイムベトフ[6], KazCosmos なし 1回目の宇宙飛行 |
バックアップクルー
編集地位[7] | メンバー | |
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コマンダー | アレクセイ・オブチニン, RSA | |
フライトエンジニア 1 | セルゲイ・ヴォルコフ, RSA | |
フライトエンジニア 2 | ジェフリー・ウィリアムズ, NASA |
経過
編集ドッキングまで
編集ソユーズTMA-16Mは、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から2015年3月27日 19:42 UTCにソユーズFGロケットで打ち上げられた。打ち上げから約9分後に地球低軌道に到達し、国際宇宙ステーションへのランデブーシーケンスを経て3月28日 1:33 UTCにポイスクにドッキングした[8][9]。
ソユーズTMA-16Mは国際宇宙ステーションに緊急脱出用として係留されていたが、2015年9月12日に予定通りパダルカと、ソユーズTMA-18Mで9月2日に到着したアンドレアス・モーゲンセン、アイディン・アイムベトフを乗せて地球に帰還した[6]。当初の予定ではイギリスの歌手サラ・ブライトマンが宇宙旅行者として搭乗するはずだったが、2015年5月に家庭の事情でキャンセルされた[10]。
移動
編集ソユーズTMA016Mは当初ポイスクに係留されていたが、2015年8月28日にソユーズTMA-18Mに場所を空けるためズヴェズダに移動した[11]。
ドッキング解除後
編集ソユーズTMA16Mは2015年9月11日 21:29 UTCに国際宇宙ステーションとのドッキングを解除し、パダルカ、モーゲンセン、アイムベトフの3名を乗せて帰還の途についた。ドッキング解除からわずか3時間後の0:51 UTCには無事カザフスタンに着陸した[12]。
ギャラリー
編集-
射点に到着したソユーズTMA-16M
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打ち上げ
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ドッキング場所移動の際の船内。左からケリー、パダルカ、コルニエンコ。
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ISSを出発するソユーズTMA-16M
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ISSから見た再突入中のソユーズTMA-16M
参考文献
編集- ^ Soyuz TMA-16M mission updates Archived 2015-09-24 at the Wayback Machine. Spaceflight101, 28 march 2015
- ^ “Live coverage: Crew ready to begin record-setting space mission”. SpaceflightNow. 27 March 2015閲覧。
- ^ a b NASA, Roscosmos Assign Veteran Crew to Yearlong Space Station Mission NASA, 2012-11-26.
- ^ “ru:Планируемые полёты” (ロシア語). astronaut.ru. 2012年6月30日閲覧。
- ^ Agencia Espacial Europea. “Andreas Mogensen’s mission name links cosmos and Earth”. 22 June 2015閲覧。
- ^ a b TASS (22 June 2015). “Kazakhstani cosmonaut to fly to ISS in September in place of British singer Brightman”. 22 June 2015閲覧。
- ^ astronaut.ru (2013年). “Орбитальные полёты”. 2014年3月20日閲覧。
- ^ “Soyuz TMA-16M kicks off historic one year expedition”. NASASpaceflight.com. 27 March 2015閲覧。
- ^ “One Year Crew Arrives at Station”. NASA. 28 March 2015閲覧。
- ^ “Brightman steps down from station flight”. Spaceflightnow.com. 28 May 2015閲覧。
- ^ “Soyuz Relocation”. NASA. 29 Aug 2015閲覧。
- ^ “Soyuz Return to Earth”. NASA. 11 Sep 2015閲覧。