ソユーズTMA-09M
ソユーズTMA-09M(Soyuz TMA-09M、ロシア語: Союз ТМА-09M)は、国際宇宙ステーションへの往来を目的とするロシアのソユーズのミッションである。第36次長期滞在の3人の乗組員を輸送した。TMA-09Mは、1967年の最初の打上げ以来、ソユーズによる118回目の有人宇宙飛行である。ソユーズは、緊急脱出船として、第36次長期滞在及び第37次長期滞在の間、宇宙ステーションとドッキングして宇宙に留まる。打上げ時と同じ3人の宇宙飛行士を乗せて、2013年11月11日に帰還した。
ソユーズTMA-09M | |||||
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ミッションの情報 | |||||
宇宙船の種別 | ソユーズTMA 11F747 | ||||
乗員数 |
フョードル・ユールチキン カレン・ナイバーグ ルカ・パルミターノ | ||||
コールサイン | Olympus | ||||
発射台 | バイコヌール宇宙基地 ガガーリン発射台 | ||||
打上げ日時 | 2013年5月28日 20時31分24秒 (UTC) [1] | ||||
ミッション期間 | 6ヵ月 | ||||
乗員写真 | |||||
(左から) ユールチキン、ナイバーグ、パルミターノ | |||||
年表 | |||||
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ソユーズTMA-09Mの乗組員は、ロシア連邦宇宙局(RSA)のフョードル・ユールチキン、アメリカ航空宇宙局(NASA)のカレン・ナイバーグ、欧州宇宙機関(ESA)のルカ・パルミターノである。
乗組員
編集- 船長 - フョードル・ユールチキン(RSA, 4回目の飛行)
- フライトエンジニア1 - カレン・L・ナイバーグ(NASA, 2回目)
- フライトエンジニア2 - ルカ・パルミターノ(ESA, 1回目)
バックアップ
編集- 船長 - ミハイル・チューリン(RSA)
- フライトエンジニア1 - リチャード・マストラキオ(NASA)
- フライトエンジニア2 - 若田光一(JAXA)
打上げとドッキング
編集ソユーズTMA-09Mは2013年5月28日20:31:00(UTC)にバイコヌール宇宙基地のガガーリン発射台からソユーズFGロケットによって打ち上げられ、打上げの9分後に、宇宙船はロケットの上段から切り離されて低軌道に投入された。
この飛行では、ソユーズTMA-08Mと同様にISSへの特急フライトが採用され(2回目)、5月29日02:10(UTC)、打上げからわずか6時間以内の最初のランデブー時に、ミニ・リサーチ・モジュール1(MRM-1)の地球側のポートへのドッキングが行われた[3]。打上げから5時間39分05秒でのドッキングは、ISSミッションとしては最短記録でのドッキングとなった。
11月1日には、ソユーズTMA-11Mの到着に備えてドッキングポートの移動を行うリロケーションが行われ、ズヴェズダ後方のドッキングポートに移動した。
出典
編集- ^ Harding, Pete (28 May 2013). “Soyuz TMA-09M docks to ISS following short cut rendezvous”. NASASpaceflight.com. 29 May 2013閲覧。
- ^ astronaut.ru (2013年). “Орбитальные полёты”. 2013年7月23日閲覧。
- ^ “Soyuz TMA-09M launches for quick trip the ISS” (28 May 2013). 2013年7月23日閲覧。
外部リンク
編集- ソユーズ宇宙船交換ミッション 35S JAXAきぼう広報・情報センター