ソユーズMS-21
ソユーズMS-21は3名の乗員を乗せて国際宇宙ステーションに向けて2022年3月18日にバイコヌールから打ち上げられたロシアのソユーズ宇宙船。当初は2022年3月30日に打ち上げが予定されていたが、2020年の夏にロスコスモスによって暫定的な飛行計画書が用意され、2022年3月18日に前倒しされた[2]。
ISSにドッキング中のソユーズMS-21 | |
名称 | ISS 67S |
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任務種別 | ISSへの有人飛行 |
運用者 | ロスコスモス |
COSPAR ID | 2022-028A |
ウェブサイト | http://en.roscosmos.ru/ |
任務期間 | 2年 8ヶ月 24日 |
特性 | |
宇宙機 | ソユーズMS No.750 Korolyov[1] |
宇宙機種別 | ソユーズMS |
製造者 | RKKエネルギア |
乗員 | |
乗員数 | 3 |
乗員 | |
コールサイン | Don |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 2022年3月18日 15:55:18 UTC[2][3] |
ロケット | ソユーズ 2.1a |
打上げ場所 | バイコヌール宇宙基地31番射点 |
打ち上げ請負者 | プログレス国家研究生産ロケット宇宙センター |
任務終了 | |
着陸日 | 2022年9月29日 10:57 UTC |
着陸地点 | カザフステップ |
軌道特性 | |
参照座標 | 地球周回軌道 |
体制 | 低軌道 |
傾斜角 | 51.66° |
ISSのドッキング(捕捉) | |
ドッキング | プリチャル 天底側 |
ドッキング(捕捉)日 | 2022年3月18日 19:12 UTC |
分離日 | 2022年9月29日 07:34 UTC |
ドッキング時間 | 194日 |
マトべエフ、アルテミエフおよびコルサコフ |
この飛行は3名のロスコスモスの飛行士による初めてのISSへのミッションとなった[4]。
2022年9月29日に6ヶ月 and 11日のミッションは計画どおりにカザフスタンのカザフステップへの着陸をもって成功裡に完了した[5]。
クルー
編集2021年5月に3名のロシア人乗組員が指名された[6]。NASAがこのフライトのシートを購入するかどうかを決定していなかったが、NASAのローラル・オハラ飛行士は、NASAがシートの購入を決定した場合にはコルサコフと代わるための準備をしていた[7]。その後、NASAは2022年3月に打ち上げられるソユーズMS-21のシートを取得しないことを決定し、NASAとロスコスモスとの間でのシートの交換はソユーズMS-22とスペースX Crew-5まで延期された[8]。
地位 | 乗組員 | |
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指揮官 | オレッグ・アルテミエフ, Roscosmos 第66/67/68次長期滞在 3回目の宇宙飛行 | |
第1フライトエンジニア | デニス・マトベエフ, Roscosmos 第66/67/68次長期滞在 1回目の宇宙飛行 | |
第2フライトエンジニア | セルゲイ・コルサコフ, Roscosmos 第66/67/68次長期滞在 1回目の宇宙飛行 |
予備クルー
編集地位 | 乗組員 | |
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指揮官 | セルゲイ・プロコピエフ, Roscosmos | |
第1フライトエンジニア | ドミトリー・ペテリン, Roscosmos | |
第2フライトエンジニア | アンナ・キキナ, Roscosmos |
到着時のスーツ
編集宇宙ステーションに到着した宇宙飛行士たちは、飛行中と、その後は別のスーツに着替えたが、青い部分がある明るい黄色のスーツで登場して特に国際的な注目を集めた[9]。各国のコメンテーターは、これらの色をウクライナのシンボルカラーととらえ、宇宙飛行士による個人的なスーツの選択を、並行して進行中の2022年のロシアのウクライナ侵攻を踏まえてウクライナへの共感のしるしであり、ロシアへの国際的な制裁がISS計画などの宇宙での協力に影響を与えていると解釈した[10]。飛行士たちはこの配色についての質問を受けた際には黄色いスーツを着用する必要があったと答え、ロスコスモスはこの色が3人の宇宙飛行士が卒業したバウマン記念モスクワ国立工科大学のシンボルカラーだと解釈されるべきとの声明を出した[9]。
脚注
編集- ^ РОСКОСМОС [@roscosmos] (2022年1月25日). "Сам корабль #СоюзМС21 получит собственное имя — «Королёв» — в честь главного конструктора ракетно-космической техники Сергея Королёва — выпускника МГТУ, под руководством которого в Особом конструкторском бюро № 1 (РКК «Энергия») было положено начало семейству кораблей «Союз». t.co/tII8BHZKXb" (ロシア語). 2022年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2022年2月21日閲覧。
- ^ a b Zak, Anatoly (1 December 2020). “Planned Russian space missions in 2022”. RussianSpaceWeb.com. 27 December 2020閲覧。
- ^ Baylor, Michael (1 December 2020). “Status - Soyuz MS-21”. NextSpaceFlight 27 December 2020閲覧。
- ^ Gebhardt, Chris (18 March 2022). “First all-Roscosmos cosmonaut mission arrives at station”. NASASpaceFlight. 29 September 2022閲覧。
- ^ Davenport, Justin (29 September 2022). “Soyuz MS-21 lands on the Kazakh steppe to complete 195 day mission”. NASASpaceFlight. 29 September 2022閲覧。
- ^ “Источник: Кикина будет единственной женщиной в отряде космонавтов” (4 May 2021). 2022年1月12日閲覧。
- ^ @katlinegrey (2021年6月19日). "Katlingrey on Twitter". X(旧Twitter)より2022年1月12日閲覧。
- ^ Foust, Jeff (26 October 2021). “Rogozin says Crew Dragon safe for Russian cosmonauts”. SpaceNews. 29 October 2021閲覧。
- ^ a b “Russia denies cosmonauts board space station in Ukrainian colours”. BBC News (2022年3月19日). 2022年3月19日閲覧。
- ^ Witze, Alexandra (11 March 2022). “Russia's invasion of Ukraine is redrawing the geopolitics of space” (英語). Nature. doi:10.1038/d41586-022-00727-x. PMID 35277688 13 March 2022閲覧。.