ソビエト連邦内務省
ソビエト連邦内務省(ソビエトれんぽうないむしょう、ロシア語: Министерство внутренних дел СССР:略称МВД:エムヴェーデー。ラテン文字での略称はMVD)は、1946年からソビエト連邦の崩壊まで存在した、ソビエト連邦の内政を管掌する機関。内務人民委員部(NKVD)の後継、ロシア内務省の前身である。
ソビエト連邦内務省 | |
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Министерство внутренних дел СССР Ministerstvo vnutrennih del SSSR | |
紋章 | |
内務省本部 | |
組織の概要 | |
設立年月日 | 1946年3月15日 |
継承前組織 |
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解散年月日 | 1991年12月26日 |
継承後組織 | |
管轄 | ソビエト連邦政府 |
本部所在地 | モスクワ ジトナヤ通り 16 北緯55度43分51秒 東経37度36分50秒 / 北緯55.73083度 東経37.61389度 |
監督大臣 |
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下位組織 |
歴史
編集1946年3月18日、ソビエト連邦最高会議はソビエト連邦人民委員会議をソビエト連邦閣僚会議に、人民委員部を省に変える法律を採択し、ソ連の内務人民委員部はソビエト連邦内務省となる。
機構
編集ソ連内務省は、犯罪の摘発と捜査、犯罪者の逮捕、国内パスポートの管理、治安の維持、仮釈放者の監督、刑務所と強制労働収容所の管理、防火、交通規制等の、ソ連の内政と安全保障に関連する幅広い業務を行っていた。
歴代内務大臣
編集- セルゲイ・クルグロフ(1946年3月 - 1952年11月):大将・チェキスト(チェーカー出身)。
- ラヴレンチー・ベリヤ(1952年11月 - 1953年6月):ソ連邦元帥・チェキスト。
- セルゲイ・クルグロフ(1953年6月 - 1956年1月):大将・チェキスト。
- ニコライ・ドゥドロフ(1956年1月 - 1960年1月):文民。
- ニコライ・シチョーロコフ(1966年9月 - 1982年12月):上級大将。
- ヴィタリー・フェドルチュク(1982年12月 - 1986年1月):上級大将・チェキスト。
- アレクサンドル・ヴラソフ(1986年1月 - 1988年10月):大将。
- ワジム・バカーチン(1988年10月 - 1990年12月):文民。
- ボリス・プーゴ(1990年12月 - 1991年8月):大将・チェキスト。
- ヴァシーリー・トゥルーシン(1991年8月)∶内相代行(第一内務次官)・大佐。
- ヴィクトル・バランニコフ(1991年8月 - 1991年12月):民警。
脚注
編集- ^ Zickel, Raymond E.; Keefe, Eugene K. Area handbook for the Soviet Union; Library of Congress. Federal Research Division (1991). Soviet Union : a country study. Internet Archive. Washington, D.C. : Federal Research Division, Library of Congress : For sale by the Supt. of Docs., U.S. G.P.O.. ISBN 978-0-16-036380-1
関連項目
編集- ソ連内務省の後継機関
外部リンク
編集- ロシア連邦内務省公式サイト(ロシア語)