ゼニゴケ綱(Marchantiopsida)は、ゼニゴケ植物門に属する。下位分類については諸説ある。

ゼニゴケ綱
分類
: 植物界 Plantae
: ゼニゴケ植物門 Marchantiophyta
: ゼニゴケ綱 Marchantiopsida
亜綱

本文参照

特徴

編集

ゼニゴケ綱の種はふつう、一部の細胞が肥大した葉状体をもつ[1]。葉状体の裏側には二種類の仮根(表面がなめらかなものと、くぎが打たれたような表面のもの)がある[1]。また、造精器は傘状の雌器床につくこともあれば(ゼニゴケ属)、葉状体内につくこともある(イチョウウキゴケ[1]

下位分類

編集

ゼニゴケ綱の種は多様な形態を示すが、その単系統性は比較的よく支持されているとされる[2]

大きく2亜綱にわかれるが、ダンゴゴケ亜綱を認める場合は3亜綱となる。

ウキゴケ目はゼニゴケ目に含めることもある。またゼニゴケ目とされるミカヅキゼニゴケ科(1属1種)を、単独のミカヅキゼニゴケ目 (Lunulariales) としてゼニゴケ亜綱に含めることもある。

脚注

編集
  1. ^ a b c Glime, Janice M. 2007. Bryophyte Ecology. Volume 1. Physiological Ecology. Ebook sponsored by Michigan Technological University and the International Association of Bryologists. accessed on 21, Apr. 2012 at <http://www.bryoecol.mtu.edu/>. pp.17-26
  2. ^ Peter Robert Bell,Alan R. Hemsley (2001) Green Plants: Their Origin and Diversity. Cambridge University Press p.104