セントマークスバシリカ
セントマークスバシリカ(St Mark's Basilica、2018年3月18日 - )は、フランス生産、アイルランド調教の競走馬・種牡馬。馬名の由来はサン・マルコ寺院の英語表記。
セントマークスバシリカ | ||||||||||||||||||
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デリック・スミスの勝負服 | ||||||||||||||||||
欧字表記 | St Mark's Basilica | |||||||||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||||||||
性別 | 牡 | |||||||||||||||||
毛色 | 鹿毛 | |||||||||||||||||
生誕 | 2018年3月18日(6歳) | |||||||||||||||||
父 | Siyouni | |||||||||||||||||
母 | Cabaret | |||||||||||||||||
母の父 | Galileo | |||||||||||||||||
生国 | フランス | |||||||||||||||||
生産者 | Robert Scarborough | |||||||||||||||||
馬主 | Derrick Smith, Susan Magnier & Michael Tabor | |||||||||||||||||
調教師 | Aidan Patrick O'Brien(アイルランド) | |||||||||||||||||
競走成績 | ||||||||||||||||||
生涯成績 | 9戦6勝 | |||||||||||||||||
獲得賞金 | 2,196,080ユーロ | |||||||||||||||||
WBRR | I127 / 2021年[1] | |||||||||||||||||
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主な勝ち鞍は2020年デューハーストステークス、2021年プール・デッセ・デ・プーラン、ジョッケクルブ賞、エクリプスステークス、アイリッシュチャンピオンステークス。
2021年カルティエ賞年度代表馬・最優秀3歳牡馬。
戦績
編集2歳(2020年)
編集7月26日カラ競馬場の未勝利戦(芝6ハロン)でデビューし2着。未勝利の身でG1初挑戦となった8月9日のフェニックスステークスでも5着に敗れたが、8月22日カラ競馬場の未勝利戦(芝6ハロン)で初勝利を飾る。9月13日に行われたヴィンセントオブライエンステークスでサンダームーンの3着と好走したのち、10月のデューハーストステークスでは中団馬群から抜け出すと最後方から追い込んできたウェンブリーに3/4馬身差つけてG1初制覇を果たした[2]。
3歳(2021年)
編集5月16日に行われたプール・デッセ・デ・プーランでは道中中団追走から直線で鋭く脚を伸ばすと、先に抜け出したコロッセオを差し切ってG1競走2勝目を挙げた[3]。続くジョッケクルブ賞では好位の4番手に位置し、直線で最内から脚を伸ばすと最後はシリウェイに1馬身3/4差つけ二冠を達成した[4]。古馬との初対戦となった7月のエクリプスステークスは直線で外から脚を伸ばし、2着アデイブに3馬身半差をつけ快勝[5]。続く愛チャンピオンステークスはタルナワ、ポエティックフレアとの追い比べを制し、GI5連勝となった[6]。その後、凱旋門賞に出走を予定していたが、脚を痛がるそぶりを見せ本格的な調教ができていないとして出走を回避。そのまま現役を引退することになった。
種牡馬入り後
編集引退後の2022年よりアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬となった[8]。また、シャトル種牡馬としてオーストラリアでも供用される[9]。
競走成績
編集出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2020. 7.26 | カラ | 未勝利 | 芝6f | 2着 | W.ローダン | 2馬身1/4 | Coill Avon | |
8. 9 | カラ | フェニックスS | G1 | 芝6f | 5着 | W.ローダン | 4馬身1/4 | Lucky Vega |
8.22 | カラ | 未勝利 | 芝6f | 1着 | S.ヘファーナン | 1馬身1/4 | (Loch Lein) | |
9.13 | カラ | ヴィンセントオブライエンナショナルS | G1 | 芝7f | 3着 | R.ムーア | 1馬身3/4 | Thunder Moon |
10. 4 | パリロンシャン | ジャン・リュック・ラガルデール賞 | G1 | 芝7f | 取消 | R.ムーア | Sealiway | |
10.10 | ニューマーケット | デューハーストS | G1 | 芝7f | 1着 | L.デットーリ | 3/4 | (Wembley) |
2021. 5.16 | パリロンシャン | プール・デッセ・デ・プーラン | G1 | 芝8f | 1着 | I.メンディザバル | 1馬身3/4 | (Colosseo) |
6. 6 | シャンティイ | ジョッケクルブ賞 | G1 | 芝10.5f | 1着 | I.メンディザバル | 1馬身3/4 | (Sealiway) |
7. 3 | サンダウン | エクリプスS | G1 | 芝10f | 1着 | R.ムーア | 3馬身1/2 | (Addeybb) |
9.11 | レパーズタウン | 愛チャンピオンS | G1 | 芝10f | 1着 | R.ムーア | 3/4 | (Tarnawa) |
血統表
編集セントマークスバシリカの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ヌレイエフ系 |
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父 Siyouni 2007 鹿毛 |
父の父 Pivotal 1993 栗毛 |
Polar Falcon | Nureyev | |
Marie d'Argonne | ||||
Fearless Revival | Cozzene | |||
Stufida | ||||
父の母 Sichilla 2002 鹿毛 |
Danehill | Danzig | ||
Razyana | ||||
Slipstream Quee | Conquistador Cielo | |||
Country Queen | ||||
母 Cabaret 2007 鹿毛 |
Galileo 1998 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Urban Sea | Miswaki | |||
Allegretta | ||||
母の母 Witch of Fife 1993 黒鹿毛 |
Lear Fan | Roberto | ||
Wac | ||||
Fife | Lomond | |||
Fiddle Faddle | ||||
母系(F-No.) | (FN:6-e) | |||
5代内の近親交配 | Northern Dancer:5×5×5×5 Special:5×5 Mr. Prospector:5×5 |
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出典 |
半兄マグナグレシア(父Invincible Spirit)は2018年フューチュリティトロフィー、2019年2000ギニーの勝ち馬である。
脚注
編集- ^ 国際競馬統括機関連盟 (IFHA) “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings”. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “英2歳G1デューハーストS、セントマークスバシリカが同門対決を制して重賞初制覇”. JRA-VAN (2020年10月11日). 2021年6月10日閲覧。
- ^ “仏2000ギニーはセントマークスバシリカが制す、英2000ギニー馬ポエティックフレアは6着”. JRA-VAN (2021年5月17日). 2021年6月10日閲覧。
- ^ “セントマークスバシリカが二冠達成、仏ダービーも制す”. JRA-VAN (2021年6月7日). 2021年6月10日閲覧。
- ^ “【英・エクリプスS】今年の仏二冠馬セントマークスバシリカが年長馬撃破、ミシュリフは3着/海外競馬レース結果 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年9月14日閲覧。
- ^ “【愛チャンピオンS】セントマークスバシリカがタルナワ撃破でG1・5連勝(日刊スポーツ)”. Yahoo!ニュース. 2021年9月14日閲覧。
- ^ “【カルティエ賞】スノーフォールが欧州最優秀3歳牝馬に 年度代表馬はセントマークスバシリカ | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年11月11日閲覧。
- ^ “凱旋門賞回避のG1・5勝馬セントマークスバシリカが引退 種牡馬入り”. 日刊スポーツ (2021年9月28日). 2021年9月28日閲覧。
- ^ “【海外競馬】セントマークスバシリカはオーストラリアとのシャトル種牡馬に 昨年の欧州年度代表馬”. ヤフースポーツ (2022年3月28日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “血統情報:5代血統表|St Mark's Basilica|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年2月11日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post