セントジョンズベリーアカデミー

アメリカの寄宿制高校

セントジョンズベリーアカデミー(St. Johnsbury Academy)は、1842年に創立された、アメリカ合衆国バーモント州にある私立共学ボーディングスクール。9年生から12年生(ハイスクールに相当)とPGに、約1000人の生徒が在籍している。

セントジョンズベリー・アカデミー    St. Johnsbury Academy
所在地
セントジョンズベリー, バーモント州, アメリカ合衆国
情報
種別 私立, ボーディングスクール
宗教 non-sectarian
創立 1842年
Headmaster Thomas W. Lovett
学生数 約1000人
1クラス
平均人数
15 (1クラス平均の生徒数)
学生教師比率 8 to 1
キャンパス 50 エーカー (0.2 km²)
スクールカラー 緑と白
体育 19 Interscholastic Sports
マスコット Hilltoppers

概要

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最寄のバーリントン国際空港から車で約90分ほどのバーモント州の北東部にあるセント・ジョンズベリーキャンパスを構える。通学生はバーモント州やニューハンプシャー州の50を超える町から、寮生はアメリカ合衆国15州や世界30国から集っている。

アメリカの教育省から「模範的な学校の一つ」と過去に称された教育実績を誇る。平均の1クラスのサイズは12人と小さく、生徒と教員の距離の近いアットホームな環境で生徒は日々学んでいる。教員は約120名勤務しており、約80パーセントが修士号または博士号を保持している。アメリカのボーディングスクールの中では先駆けて、早い時期から世界各地からの留学生を積極的に受け入れており、長年にわたり日本人留学生を受け入れている実績を持つ。学校施設は約17万平方メートルの敷地内にあり、数多くのコミュニティカレッジリベラルアーツカレッジと肩を並べるほどの施設を維持している。カリキュラム数は全米屈指の200以上であり、25科目でAdvanced Placement Level(大学1年生レベル)、40種類の芸術クラス、5か国語やESLなど数多く開講している。 

全米で“教育バウチャー”教育にかかる費用を地方自治体が補助する制度)を最初に取り入れた学校の一つとされている。アメリカンフットボールのライバル校であるLyndon Instituteとの対校試合は1894年から行われている。毎年10日間、東京の海城学園から生徒を迎えているほか、ドイツシュトゥットガルトへの留学プログラムを設けている。毎年サマースクールを開催しており、約6週間生徒は地元でホームステイをしながら英語を集中して学ぶことができる。

著名人では、第30代アメリカ合衆国大統領カルヴィン・クーリッジや、2014年に開催された第22回冬季オリンピックに出場したスーザン・ダンクリー、元バーモント州知事のジョージ・H・プロアウティー、ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストのチャールズ・エドワード・ラッセルなどがここで学んだ。

大学進学実績

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アイヴィーリーグへの進学者がいる中、全米各地の研究型総合大学、リベラルアーツカレッジや芸術大学を含めた多様な大学に多くの生徒が進学している。

以下が卒業生の主な進学先である。

外部リンク

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