センチメンタルナイト
『センチメンタルナイト』は、1997年1月6日から12月29日まで毎週月曜深夜にTBSラジオで放送されていたラジオ番組(アニラジ)である。
概要
編集1997年1月6日に放送開始。いわゆる『センチメンタルナイト シリーズ』の第1弾であり、後の『帰ってきたセンチメンタルナイト』・『Onlyセンチメンタルナイト2』の基盤となる番組である。後身番組である『帰ってきたセンチメンタルナイト』・『Onlyセンチメンタルナイト2』が初めから独立した番組であったのに対し、当番組は9月29日放送分までは同年10月3日まで同局で放送されていたアニラジ『ファンタジーワールド』に於ける内部番組、10月6日放送分以降が独立番組であった。
番組内容は主に『センチメンタルグラフティ』に関する概要や組織されて間もなかったSGガールズメンバーの近況などの他、はがき紹介を中心とした、一般的なトーク番組である。
正式名称
編集番組の正式名称は、初回放送から9月29日放送分までが「ファンタジーワールド月曜日 センチメンタルナイト」、10月6日放送分以降が「センチメンタルナイト」である。
コーナー
編集後の2番組はコーナーが3つで固定されていたが、第1弾である当番組では多くのコーナーが設けられていた。
主なコーナーは以下の通り。
- あがっちゃったよ初デート(第2回放送~第12回放送)
- 後の「センチメンタルミステイク」の前身だったコーナー。
- 「センチメンタルミステイク」に進化する形で終了。
- うさぎ組のメンバーは第13回放送からの出演なので、当コーナーを1度も経験していない。
- センチメンタルミステイク(第14回放送~)
- 「あがっちゃったよ初デート」から進化した形で登場したコーナー。
- Onlyセンチメンタルナイト2まで存続した。
- アナタへの伝言板(第2回放送~)
- 最初期の第2回放送から設けられている、センチメンタルナイトシリーズ最古参のコーナー。
- コーナー名を1度も変更することなく、同名タイトルで「Onlyセンチメンタルナイト2」まで一貫して設けられていた。
- ゲーム本編がヒロインからの手紙で始まるだけに、当番組シリーズの柱ともいうべきコーナーだった。
- センチメンタルラブソング(リクエスト)(第2回放送~)
- リスナーがリクエストした想い出の曲を放送するコーナー。
- 途中で一旦廃止されたが、番組末期に「SGガールズが想い出の曲を放送するコーナー」として復活。
- センチメンタルラブソング(パーソナリティ)(第40回放送~最終回)
- 第40回放送より「SGガールズが想い出の曲を放送するコーナー」として登場。
- SGガールズが毎週1人ずつ曲を流し、最終回では藤田が曲を流した。
- 「ラブソング」とあるが、放送された曲は必ずしもラブソングではなく、また、小田の紹介した曲のように歌詞の無いものもあった。
- センチメンタルラジオドラマ
- 後にドラマCDとしてリリースされることになるストーリーの一部を放送。
- 番組内では「あの日のままのキミでいて」と「再会5秒前 出逢った頃のように」の2つが放送された。
- 30秒のささやき (第4回放送~)
- SGガールズに囁いてほしいことをリクエストするコーナー。
- 人気があったものの、途中で廃止となった。
- 私だけのコーナー
- 設置されたコーナーには該当しない話題を紹介するために設けられたコーナー。
- 毎回、リスナーが独自のコーナー名を命名出来たコーナーでもあったが、途中で廃止された。
出演者
編集メインパーソナリティ
編集- メインパーソナリティは、おかるさんこと、藤田淑子であった。
- なお、藤田がセンチ系作品に関与したのはこの番組のみであり、後身番組である「帰ってきたセンチメンタルナイト」「Onlyセンチメンタルナイト2」には出演しておらず、ゲーム本編についてもセンチメンタルグラフティ、同2を通して出演していない。
- またドラマCDへの出演も1度として無く、センチメンタルジャーニーへの出演も無い。ただし、藤田はセンチメンタルグラフティに関わる以前にゲーム『卒業』関連の作品に出演していたことがある。
- 記念すべき第1回放送では、卒業シリーズのキャラクターが藤田に向けてメッセージを述べている。
サブパーソナリティ I
編集- サブパーソナリティ I は、青二組のメンバーである鈴木麻里子・米本千珠・豊嶋真千子・小田美智子・前田愛・満仲由紀子の6人である。
- 番組開始当時は未だうさぎ組の6人が確定していなかった為、メインである藤田と併せて7人態勢で番組がスタートした。
- なお、この頃の前田はまだデビューから間もないころであった為、声優としての知名度はほぼ皆無だった。
- 彼女の声を聴いたことがなかった人たちの中には、同姓同名であることから、当時まだ子役だった前田愛であると思っていた人もいた。
- 前田はセンチのCDが発売された際にCD内でのフリートークで、このことについて述べている。
サブパーソナリティ II
編集組編成制度
編集後の2番組は3人一組で「○組」(○ は、A~Dのいずれか)と称した4組制だったが、当番組では、最初期は3人一組で、A組とB組の2組編成でスタートした。後にうさぎ組が番組に合流して最初の組替えが行われ、4月7日放送分から3人一組の4組制となった。その後に2度目の組替えが行われ、9月29日放送分までは2人一組の6組制だった。10月6日放送分以降は3度目の組替えで3人一組の4組制(メンバーの組み合わせは異なる)に戻り、これを以って3人一組の4組制に固定化された。いずれの組が出演する場合でも藤田は必ず出演した。この番組では3度の組替えが行われたが、いずれの形式で編成されてもこの番組のみ「3年×組」(× は、初期はA~B、中期はA~F、後期はA~Dのいずれか)と学年を付けて称した。
- 【2組編成】
- A組・・・・豊嶋真千子、小田美智子、満仲由紀子
- B組・・・・鈴木麻里子、米本千珠、前田愛
- 【4組編成(第1次)】
- A組・・・・豊嶋真千子、岡田純子、今野宏美
- B組・・・・鈴木麻里子、牧島有希、西口有香
- C組・・・・米本千珠、小田美智子、岡本麻見
- D組・・・・前田愛、満仲由紀子、鈴木麗子
- 【6組編成】
- A組・・・・豊嶋真千子、鈴木麗子
- B組・・・・鈴木麻里子、西口有香
- C組・・・・小田美智子、今野宏美
- D組・・・・満仲由紀子、牧島有希
- E組・・・・米本千珠、岡本麻見
- F組・・・・前田愛、岡田純子
- 【4組編成(第2次)】
- A組・・・・米本千珠、満仲由紀子、岡本麻見
- B組・・・・鈴木麻里子、岡田純子、鈴木麗子
- C組・・・・豊嶋真千子、今野宏美、牧島有希
- D組・・・・小田美智子、前田愛、西口有香
備考
編集- センチメンタルナイトシリーズでは組単位での出演で、原則他の組には出演しないことになっている。しかし、第4回放送は3年A組が出演していたにもかかわらず、3年B組に配属されていた前田愛が乱入出演した。
- (ただし、番組に同席しただけであり、オープニングとエンディングに挨拶したくらいで、番組進行のトークには殆ど参加していない。)
- うさぎ組の初登場および12人全員の初総出演は、第13回放送(1997年3月31日放送分)である。
オープニングメッセージ
編集第2回放送から番組の冒頭でヒロインによるオープニングメッセージが語られた。
放送回数 | 放送年月日 | ヒロイン 声優 |
---|---|---|
第2回放送 | 1997年1月13日 | 綾崎若菜 小田美智子 |
第3回放送 | 1997年1月20日 | 杉原真奈美 豊嶋真千子 |
第4回放送 | 1997年1月27日 | 永倉えみる 前田愛 |
第5回放送 | 1997年2月3日 | 森井夏穂 満仲由紀子 |
第6回放送 | 1997年2月10日 | 松岡千恵 米本千珠 |
第7回放送 | 1997年2月17日 | 沢渡ほのか 鈴木麻里子 |
第8回放送 | 1997年2月24日 | 安達妙子 岡田純子 |
第9回放送 | 1997年3月3日 | 遠藤晶 鈴木麗子 |
第10回放送 | 1997年3月10日 | 星野明日香 岡本麻見 |
第11回放送 | 1997年3月17日 | 保坂美由紀 牧島有希 |
第12回放送 | 1997年3月24日 | 山本るりか 今野宏美 |
第13回放送 | 1997年3月31日 | 七瀬優 西口有香 |
Onlyセンチメンタルナイト2
編集1999年4月〜2000年3月まで毎週火曜日、深夜24:30〜25:00枠でTBSラジオにて放送。番組の冒頭にドリームキャスト向けゲーム『センチメンタルグラフティ2』の発売までの日数をカウントダウンしていた。
コーナー
編集主なコーナーは以下の通り。
- 別れ道
- 人生版ミステイク
- 9ドアーズ
- 4月のテーマは「スタート」
- 5月のテーマは「アルバイト」
- 6月のテーマは「夢」
- 7月のテーマは「夏休み」
- 8月のテーマは「旅」
- 9月のテーマは「むかつく」
- 10月のテーマは「給食」
- 11月のテーマは「映画」
- 12月のテーマは「冬休み」
- エンディングメッセージ
関連項目
編集- センチメンタルグラフティ
- センチメンタルグラフティ2
- 帰ってきたセンチメンタルナイト
- センチメンタルジャーニー (アニメ)
- SGガールズ
- うさぎ組 (センチメンタルグラフティ)
- プチ☆ぷち
- 清華女子高等学校
- 卒業 (ゲーム)
- NECインターチャネル
- NECアベニュー
- マーカス (企業)
- TBSラジオ
- アニラジ